pn× 珈琲 ページ3
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「苦ぁ」
「んふふ、お子ちゃま」
べっと舌を出した神ちゃんが可愛くて
淳太がミルク入れたろか？って呆れ顔。
アイスの方がええんちゃうかあ、なんて甘い濱ちゃん。
「えっ！いいの？！
じゃあ、シロップも入れる！後ミルクとアイス！」
「うへぇ、そんなん甘いやろ、」
隣のコーヒー豆は顔を顰めるけど
頬を膨らませた本人はいいもんっ、なんて。
「神ちゃん、俺もアイスちょーだい」
「ん？ええよー、はいっ」
「やなくて、あっ、あっ、」
「しゃあないなあ」
口を開けて食べやしてもらう。
ビックベビー？なんとでも言えよ。
俺は神ちゃんに甘やかしてもらえたらなんでもええのー！
「な、神ちゃん」
「んー？」
「好き」
「俺も」
「へ！？」
俺の告白そんなアイス食べながら軽く答えちゃう？！
まあ俺も軽く言うたけどさ！！
でも待って？その目線って、
「ん？アイスやろ？俺も大好きよ？」
「アイスかぁ…」
キョトンとした顔で次々とアイスを食べてしまって、
また苦いコーヒーが残るから、うへぇ、なんて顔顰めて。
「神ちゃん手強いぞ」
ポンっと後ろから照史に肩を叩かれて
淳太に笑われる。
あー、この二人に相談せんかったらよかった。
高みの見物ですか！？
「…絶対、惚れさしたんねん！」
「ふはは！まあ頑張れよー！」
なんて笑うあいつら無視して
神ちゃんから離れた。
すぐさまシゲと濱ちゃんに囲まれてツンツンと
お腹に指刺されてる。
ぷにぷにで白いそのお腹はいつか俺のもん！！
絶対そこに俺がキスマつけたんねん！！
「ぎゃははは！！」
「もっ、！/ ちょ！しーっ！」
「のんすけおいで！」
「んー？」
「わ！も！だめ！」
「いや、神ちゃんがな、望に告られたかと思って、
つい本音言うちゃったんやって！」
二人して涙ながしながら腹抱えてるけど
…ん？本音？
顔を真っ赤にして涙目をしたまま俺をゆっくりみた。
隣で倒れる二人をバシバシ叩いて恥ずかしそうに下唇を噛んだ。
「神ちゃん！！！」
「ひゃっ、ひゃいっ！/ ごめっ！ちがうの、あのっ…/」
「神ちゃんが好き！！！」
「ふぇ…、俺も、のんちゃんが、好き、…っ、/」
ガバッと抱きしめてスプーンを持ったままの神ちゃん。
すかさずシゲも抱きついてきて、
流星、照史、濱ちゃん…そんで淳太。
「やっとやぁ…神ちゃん、大好きやぁ…！」
「くふふ、のんちゃん俺も。」
やったー！なんて男７人で抱き合うなんてきっしょ
でも絶対この手離さんから。
fin
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作者名：suta. | 作成日時：2022年9月18日 10時
