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抵抗する暇もなく
無理矢理連れてこられてしまった。
"これ、ほぼ拉致では?"
黒尾「ははは!先輩相手に言うね〜
生きて帰りたかったら見学していくんだね。お嬢さん。」
黒尾先輩てこんな人だったんだ。
関わったことなかったから知らなかった。
私は鞄を人質に取られ強制的に見学させられた。
1時間ほどしたら休憩に入る。
黒尾「休憩」
その声合図に私の近くへと駆け寄ってきた。
山本「黒尾さん!!もしかしてその方は!」
黒尾「紹介するよ、うちの新しいマネージャー」
山本「新しいマネージャー!?!?」
目を輝かせた金髪モヒカンがこっちに近づいてきた。
私は全力で首を横に振る。
" マネージャーじゃないです。"
山本「なんだ、黒尾さん嘘つかないでくださいよ。
てか、よく見たら隣のクラスの一ノ瀬じゃねぇか
お前女バレはどうしたんだよ。」
やば、言葉が出ない。
ペンを持つ指が震える。
研磨「とらうるさい。早く練習戻って」
気を利かせてくれたのか孤爪が私の間に入ってくれた。
研磨「一ノ瀬さんだっけ。嫌だったらいつでも逃げていいからね」
そう言いながらさっき人質に取られた鞄を返してくれた。
" ありがとう"
帰ろう。私はやっぱりここにいてはダメだ。
こんなに努力している人たちのそばにいてはいけない。
あまりにも中途半端だ。
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ぴぴ(プロフ) - 紅さん» ありがとうございます。頑張ります^^ (3月1日 19時) (レス) id: 2e3bf243e3 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (3月1日 18時) (レス) @page17 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴぴ | 作成日時:2024年2月28日 2時