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夜久「あれ。なんか少なくねぇか?」


澤村「それが実は。」



来る7月7日。合宿1日目。
私は久しぶりに会える日向たちにワクワクが抑えきれなかった。
だが、バスから降りる影にその姿はなかった。



研磨「赤点...。」


そう。なんと赤点のせいで補修をくらっていたのだ。
後で来るとはいっていたので少し残念だが
待つことにした。



練習が始まると、他のマネージャーと一緒に
いろいろと用意を始める。


忙しなく動いていくが、少し楽しかった。




赤葦「すみません。ボールください。」



3時間ほど経って、自主練の時間が始まると
サーブや各々の磨きたい技の練習が始まった。


私は風通しを良くするために空いているドアから
ボールが出ないようにするために
近くで見張っていた。


なのでこんな風にボールが飛んでくることもある。
少し汗がついたボールを綺麗に拭いてパスをする。



赤葦「ありがとうございます。あの一ノ瀬さんですよね?」




ボールを渡すと話しかけられ急いでペンとノートを用意する。
影山みたいに去年の春高で見てくれたのかな。
梟谷の正セッターだし、去年私も見たな。



”そうです。赤葦さんですよね。”



赤葦「知ってくださっていたなんて光栄です。
去年春高で見て」



あぁやっぱりそうなのか。
本当にありがたい。こんなふうに知ってくれるのは。




赤葦「正直、可愛いなって思ってました。
なのでまた会えて嬉しいです。」




え。




赤葦「よかったらまた後で話しましょう。」




じゃというと赤葦はその場から去ってしまった。
いきなりのことで頭が回らない。

冗談でも言われたのかと思ったが、そんな風でもない。
終始真顔だったので良くわからない。

どうすることもできずとにかく私は
その場で呆然と立ち尽くしていた。

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ぴぴ(プロフ) - 紅さん» ありがとうございます。頑張ります^^ (3月1日 19時) (レス) id: 2e3bf243e3 (このIDを非表示/違反報告)
- とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (3月1日 18時) (レス) @page17 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴぴ | 作成日時:2024年2月28日 2時

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