8人は365日家族(∞)PART8

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Aside





名前を呼ばれて目が覚めた





波「東京つきました、車で送ります。」





ﾌﾞｰｯ





"家の鍵をAの鞄に忘れた"





「………は？」



波「何かありました？」



「すばるくんが私の鞄に家の鍵を忘れたって……あった」





見慣れない鍵、何してんのおっちゃん。



家入られへんねやんか(笑)





「すばるくん家向かってください…」



波「了解です！」





自分家よりすばるくん家の方がすぐやから良えけど





「ハタさん運転ありがとう〜」



波「お疲れ様でした！」





さて、と。



家の鍵がないすばるくん…いた





渋「おう」



「ほんまアホや〜(笑) ほい、鍵。」



渋「持っとけ」



「え、すばるくん服変わってるやん。

ってか部屋着？」



渋「せやから鍵、持っとけ。」



「鍵なくて家入れたん!?」



渋「Aの方はスペアや、スペア！」



「………は？」



渋「今日泊まってけ」



「呼び出したのわざとって事？」



渋「そうでもしないと看病出来ひんやろ。」



「すばるくんのアホ！ バカ！」





私がすばるくんに騙されてただけ



騙されたのはムカつくのに

体調のせいかすばるくんの優しさに涙が出てくる





「一緒に大阪から東京でも良かったやんか〜」



渋「そしたら何も準備出来ひんやろが」





涙拭けホレホレって袖貸してくれるし

持ってた袋の中には冷えピタやら何やら入ってるし

で至れり尽くせり



お邪魔すれば瞬時にお風呂場へ連れてかれた





「おにぃちゃんみたいやぁ〜」



渋「風呂、メシ、俺の隣で寝る、」



「ちょっとまってっ」



渋「…何や」



「何か変なのあるて」



渋「………」ﾌｯ





ﾋﾟｼｬｯ





ほくそ笑んでカーテンしめたけど(笑)



お風呂からあがれば着てた服は洗濯してるし、

すばるくんの部屋着が置いてあるし。



パンツは新品だし





「お風呂ありがとう」



渋「良えな…彼氏の服着てるん………

よし、メシ食え。」





ご飯と味噌汁と焼き魚



手作り料理は久し振りでめちゃくちゃ染みる





「美味しい…」



渋「そか」



「うぅ〜」



渋「あ〜涙拭けほら」





あっという間にベッドイン



お腹ポンポンされてて安心する





渋「ねんたの代わりに俺を抱き締めて寝たら良え」



「ねんたはよこちょやん(笑)」



渋「Aはねんねんクッションか」



「そやね」



渋「…おやすみ」





すばるくんありがとう…



…おやすみ

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