わたがし ページ28
キャンディー未更新ですが、、
別のお話です。
___
「ありがとうございました。」
『こちらこそです。
あの、、もしよかったら今度
外でも会いませんか?』
「え?」
『あはは 突然すみません。
仕事の話もそうですけど、もっと
矢野さんのこと知りたくて。
完全に職権濫用ですが』
「あはは」
『そうやってまた笑ってごまかされて、、
また来ますね。ちゃんと仕事しに』
「はい、よろしくお願い致します」
お得意先を玄関先まで見送り、
エレベーターのボタンを押した
「はぁ、、」
廉 まゆ
「あ、、お疲れ様...です」
廉 ・・・
「外暑かったんだね。汗...かいてる」
タオルを差し出すとじっと目を見られる
「どうかした?」
廉 あの取引先、初めてやないやろ?
「へ?」
廉 誘われてた
(さっきの会話聞かれてたんだ)
「そんな目で見てないから」
何も悪いことはしてないのに
その真っ直ぐで熱い視線に耐えられず
目をそらすと、到着したエレベーターに
乗り込む廉の後を追う
「怒ってる?」
エレベーターの空間
2人だけの密室
社内で2人きりになることは
滅多にないため、動揺と緊張感も隠せない
廉 べつに
そう答える廉だけど
確実に不機嫌だし、こうなったら
どうしようもなくて。
「廉しか見てないよ」
廉 えっ
「ううん。廉しか見えない。
いまだって、汗かいてる廉見ただけで
なんかドキドキするし、こんな密室で
2人きりなんて」
廉 それ以上言わんで。
ぎゅっと握られた左手に視線を落とすと
私の手に廉の指が絡まっている
驚いて視線をあげると
熱されたその瞳が私を捉えて
廉 それ以上言われたら何するか分からんし
ぽっと高揚した廉の頬が
私にまで伝染する
近づいてくる廉の顔
いけないとわかっていながら
拒否することもなく激しくなる鼓動
[チーン]
反射的に離れる体
「お疲れ様です」
『お疲れ様です〜
今日の会議長引きすぎだよな』
『本当、、課長話長いつっうの』
自然とエレベーター内の後ろに下がる2人
緊張した心が一気に緩みとなりに立つ廉を
見上げると、廉もこちらを見ていて
どちらからともなくクスクスと笑い合った
離れた指がまた絡んできて
「調子のらないの」っと
口パクで伝えると、知らんぷりをする廉
「もう、、」
こんなスリルもたまにはいいのかも
そんなこと伝えたらますます
調子に乗りそうだから絶対言わないけどね
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oyasumiico(プロフ) - やまなかさん» ありがとうございます!また書けるように頑張ります〜! (2020年6月13日 13時) (レス) id: 0e4319e8c9 (このIDを非表示/違反報告)
やまなか(プロフ) - 凄く素敵な作品でした!彼女に甘々な廉くん最高でした!今後の展開も楽しみにしています。 (2020年6月13日 2時) (レス) id: 3eb5773ae4 (このIDを非表示/違反報告)
oyasumiico(プロフ) - しろさん» コメントありがとうございます。お時間頂戴してしまいますが、更新しますのでお待ちください!> < (2019年2月6日 22時) (レス) id: 0e4319e8c9 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - また続きが読めるの楽しみに待っています。 (2019年2月1日 16時) (レス) id: b25c0e4b75 (このIDを非表示/違反報告)
oyasumiico(プロフ) - yyyyuuuuiiiiさん» ありがとうございます。嬉しいです〜〜 家までかっこいいって...家賃は可愛くないお値段なのは確かです。(笑) (2018年12月5日 23時) (レス) id: 0e4319e8c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:oyasumiico | 作成日時:2018年11月7日 0時