__六十七__ ページ17
「お前の悪い癖、刀剣にも移っておるぞ。やられてしもうた。」
天から見ている.....いや、地獄から見ている。
「あ゙ん?....あー、まじかよ.....どうにかして生き返らせられないかねぇ。」
「自分でどうにかすれば良いだろう。今のお前は獄卒。それも高位の
できるだろう?」
「上様はそれが簡単に出来ると思ってるからダメですねぇ...
そんなことしたら罰せられますぅ。」
上様と呼ばれた人物が眉をひそめる。
顎に手を当てて何かを考え込んでいるようだ。
「儂が代償になるか?それならできるだろう。」
正気か?この第六天魔王......この目は本気かぁ
「上様にそんなことさせられませんよ。
何とかして交渉しますかねぇ。」
「交渉で済むほど甘くはないだろう。」
「どーでしょ、俺は上のお気に入りだから有り得るっちゃァ有り得ますよ?
なんせ他の奴らより頭のイイ俺ですから、」
「ふっ、その傲慢さがお前らしい。」
「お褒めに預かり光栄です。さ、交渉交渉!」
「どうした。そんな顔をして、」
「二度と転生できなくするのが代償ですって、
あー人間になってみたかったのになー。」
「かなり軽いな。それで済んだことが奇跡なのだから喜べばいいだろう。」
「そーですねぇ....うん、確かにそうだ。
でも仕事増えそー、あ、上様手伝ってくださいよォ!」
「阿呆めが、儂は亡者だ。手伝えるわけがなかろうて。」
「え゛ーー.....」
−−−−−−−−−−−−
薬研「いち兄!俺は無事だ!大将は俺を治してくれたんだ、
だから刀をおろしてくれないか!」
これはっ?!
一期「避けるな!屑めが!洗脳して楽しいか?!」
どういうことだ、時間が戻っている?
そんな、ありえない。
時間を操るのは禁忌と同様。
神はおれに何をさせたいのだ....
薬研が一期一振の腕を掴む。
一期の喉がヒュと締まり怪我をしているのか痛そうに顔を歪める。
薬研「傷!俺がいち兄につけてしまった傷!
大将は知らない!これで洗脳されてないことがわかっただろ?!」
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翔(プロフ) - 安仙任さん» ありがとうございます!亀更新ですが頑張ります! (2021年2月12日 20時) (レス) id: e634417883 (このIDを非表示/違反報告)
安仙任(プロフ) - とても面白いです!続きを楽しみにしてます!これからも頑張ってください(^^) (2021年2月12日 19時) (レス) id: 80f06437e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アパー | 作成日時:2021年1月28日 18時