守護の ページ30
「シリキ様どうかなさいましたか?」
早朝。
Aはシリキ・ウトゥンドゥに呼び出された。
シリキ「オーシャンという男がこれを渡してきた。」
そう言って現れたのは
「っ?!」
守護のペンダント。
「な、何故っ!?」
シリキ「知らん。ただ渡されただけだ。」
「そんなっ……。」
守護のペンダントを持っていないオーシャンはかなり危険な状態だ。
あの組織は既に居場所を分かっている。
ましてやかけがえのない人を探している。
あの組織が狙う人物に彼は恐らく含まれている。
シリキ「だが心配する必要は無いだr……」
シリキ・ウトゥンドゥは振り向いてAに話すはずだった。
シリキ・ウトゥンドゥの部屋のドアは既に閉まっていた。
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「急がなきゃ…」
Aはシリキ・ウトゥンドゥの部屋を飛び出すと勢いよく走った。
階段は下りるどころか手すりを滑って行った。
それからロビーに向かって兎に角走った。
ロビーに着けば思いっきりドアを蹴飛ばした。
そしてまた地面を蹴り上げて体を浮かせて走り出した。
少しずつスピードを上げ、マーメイドラグーンを目指す。
「はぁっ…はぁっ…」
流石に息が切れてきた。
しかしマーメイドラグーンはもうすぐそこだ。
更にスピードを上げて加速をしていく。
「……っオーシャン……無事でいて……」
マーメイドラグーンに着いた時はもう息が切れ、疲れがAの体を襲っていた。
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エイトフット「Aっっ!!!」
一方ホテルハイタワーでは若干パニックを起こしていた。
ヴェール「何処にもいもせんわ!」
ダルメシア「いないよぉ!!」
Aが居ないことに気づいた手下一同はこのホテルハイタワーを探し回っていた。
エイトフット「何処行きやがったんだよ……………!!!」
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オクトパス(プロフ) - ポップスさん» あ、ありがとうございます! (2017年9月12日 18時) (レス) id: 9001e4cb89 (このIDを非表示/違反報告)
ポップス - 面白いです!キュンキュンしちゃってます!ジャックハートのパンの話、可愛いです! (2017年9月12日 18時) (レス) id: 4fc279d8fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オクトパス | 作成日時:2017年8月25日 22時