検索窓
今日:3 hit、昨日:44 hit、合計:102,399 hit

二十七 ページ29

とうとう長次の我慢も限界に達したようで、作法委員会に向けて大量の貸し出しカードを投げつけ始めた。

そしてまたも先程の惨状に逆戻り



仙蔵「焙烙火矢を投げ返せ!」

伝七「はい!!」


天高く放たれた焙烙火矢は用具委員会の方へ


留「皆、伏せろっ!!……れ、レシーブ!」



それは次に図書委員会の方へ行き__まずい



『長次…!それをトスしては___』

長次「あははははは……トス…!」


(あ、一歩遅かった)




トスされたと同時にどんどん遠くから聴こえてくる足音

そう、七松小平太である。


七松「トスされたら___アタックあるのみっ!!!」


小平太は焙烙火矢を思いっきり地面に打ち付けた。








ドッカァァァァアンッ!!!!!!








打ち付けられた焙烙火矢は爆発し、凄まじい衝撃音と共にそこら中が煙で溢れかえった。


おかげで全員身体中が真っ黒である。



文「今学期の予算会議も無事終わったなぁ……」

三木「はい……各委員会が自滅しましたからね」

『それにしても酷い有様ですね……』


安藤先生の部屋の半分と庭の植物は焼け焦げて、地面は穴ぼこだらけという悲惨な状態である。


文「さて……ちと早いが、風呂に行くか」

「「「はーーーい」」」

文「Aはどうする」

『私は先に怪我人を運んで手当てします』

三木「なら、私も後で向かってお手伝いします!」


やはり三木ヱ門が頼もしくなったのは間違いではなかったようだ。


『わかりました。待ってますよ』





私は意識を取り戻し始めた上級生達と一緒に、下級生達を抱えて医務室へと向かった。


(ああ、ただでさえ伊作が風邪の時にこんな大量に怪我人出ちゃって……保健委員の子達パニックにならなきゃいいけど)

二十八「馬鹿は風邪ひかない」→←二十六



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (104 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
282人がお気に入り
設定タグ:忍たま乱太郎 , 忍たま , 愛され・逆ハー   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆかり(プロフ) - あー、喜八郎と一緒に寝たい人生だった (12月24日 18時) (レス) @page16 id: c2f7bbb147 (このIDを非表示/違反報告)
黒糖さまでーす - 夢主さん最高  (2023年3月13日 19時) (レス) @page50 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ餅 - 面白かったです✨(*`▽´*) (2023年2月22日 0時) (レス) @page50 id: 12d02573a8 (このIDを非表示/違反報告)
勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - 面白かった〜 (2023年2月15日 0時) (レス) @page50 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
雪女 - お話良かったです、素敵な作品ありがとうございます。 (2022年7月29日 13時) (レス) @page50 id: 5834c2d9fa (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ホシ | 作成日時:2021年12月31日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。