二十五 ページ27
『孫兵、今投げたのって……』
孫兵「……カメムシ越冬隊です」
「「「カメムシ越冬隊?!?!」」」
三木「どうしてそんな臭いものを持ち込んだんだ!!」
そんなことを言ったってもう遅い。
割れてしまった壺の破片と共に、パラパラとカメムシ達が降ってきた。
孫兵「カメムシ越冬隊集合ーーー!!!」
一平「呼べば集合するの…?」
文「生物委員会……さっさと退場してくれねぇかなぁ?臭くて敵わねぇ……」
『とりあえず臭い空気を外に出して、壺の破片とカメムシを掃除しましょう』
文「……A、お前鼻壊れてんのかぁ?なんでそんな平気そうな面してんだよ」
『確かに臭いですけど、これぐらいなら別になんとも』
文「すげぇな」
団蔵と左吉が手伝ってくれたおかげ早めに片付けが終わり、続いては
数馬「やっと四番手保健委員会ですが、」
乱「ほぼ全員カメムシ踏んじゃいました……」
伊作「えーと…うちの予算は……へ、ヘ、ヘブシッ!バックション」
凄いくしゃみと鼻水
これは相当酷い風邪だ。
文「予算をよく見ろっ!!全額認められているだろ?!」
伊作「ヒックシュンッ!……へ?あ、ほんとら」
そんな保健委員長を気にかけてか、早く追い出したいからかわからないが、文次郎が珍しく予算を全額認めたのだ。
数馬「予算が、」
左近「全額」
乱「通った」
伏木蔵「すごいスリル」
泣いて喜ぶ保健委員達
(さっきまでの不運はこのためにあったのかな?)
こんなことで帳消しになるような不運の数ではないが、彼らはそんなことどうでもいいってくらい喜んでいた。
そして喜びのあまり、持っていた荷物を乱太郎が投げてしまったのだ。
(ちょっとまて、あれって……細菌兵器じゃないか!)
飛んでいった荷物を雷蔵がレシーブし、
喜八郎がトス、
そして留三郎が思いっきりアタックすると、なんと荷物は保健委員会の方へ
荷物が直撃した保健委員達は全員細菌兵器塗れになってしまった。
(反射的にトスされた物アタックするのいい加減やめろって)
文「各委員会が揉めているなぁ」
(ほんでもって誰か保健委員の心配しろって……)
私は保健委員に被さってしまった布を取り、風呂に行ってくるように言った。
伝七「作法委員会が先だ!」
きり丸「図書委員会が先だ!!」
留「漆喰砲発射ぁ!!!」
庭に飛び交う生首フィギュアと貸し出しカードと漆喰
(ここは無法地帯か何かか)
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ゆかり(プロフ) - あー、喜八郎と一緒に寝たい人生だった (12月24日 18時) (レス) @page16 id: c2f7bbb147 (このIDを非表示/違反報告)
黒糖さまでーす - 夢主さん最高 (2023年3月13日 19時) (レス) @page50 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ餅 - 面白かったです✨(*`▽´*) (2023年2月22日 0時) (レス) @page50 id: 12d02573a8 (このIDを非表示/違反報告)
勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - 面白かった〜 (2023年2月15日 0時) (レス) @page50 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
雪女 - お話良かったです、素敵な作品ありがとうございます。 (2022年7月29日 13時) (レス) @page50 id: 5834c2d9fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ホシ | 作成日時:2021年12月31日 3時