五兎 ページ6
高杉/神威「(キュン/////)」
高杉/神威(めちゃくちゃ可愛い!!)
高杉「(ポンポン)ちゃんと分かってる」
『晋助さん……////』
神威「でも、いつかは呼び捨てとタメ語で話してくれるかい?」
『……(コクン…)慣れてからでしたら……////』
神威「ありがとう(ナデナデ…)」
『そういえばボクに用事って何ですか?』
高杉「あァ、実はお前さんに渡してぇ物があって来たんだよ」
神威「確かに今日、鬼兵隊の船に泊まりに来るけど変な奴に絡まれた時にその日傘で殴るのは嫌なんだろ?」
『ええ、この日傘は人にぶつけると骨折どころではありませんからね』
高杉「本当良く持てるよなァ、その日傘。見てるだけでも体が痛くならァ」
『へへへ////』
高杉「だからよォ、ほらよ」
高杉さんはAに長い棒が入っているような派手な蝶柄の袋を差し出した。
『これは……! いやいや、地球では刀は廃刀令違反ですよね?? 持っているのが地球のお巡りさんにバレたら大変な事になるんじゃないですか!?』
神威「いや、もうバレてるよ」
『え?』
神威「ほら、アイツらが地球のおまわりさんだよ」
『へ??』
神威さんが指を指す方向を見ると土方さんを含む真選組がこちらを見ていた。
『えっ?? あの人達がお巡りさんじゃ余計にダメじゃないですか! 恐そうだし!』
高杉「いやいや、俺達と連んでおいてよく言うわ。 刀じゃねぇから大丈夫だぜ」
『刀じゃないんですか? それなら……』
Aは恐る恐る高杉さんが差し出している蝶柄の袋に触れた。
『……本当に刀じゃないんですね……』
高杉「だからそう言ってるだろ?」
『開けてみても良いですか?』
高杉「あァ」
Aは袋の紐を解き中身を取り出した。
取り出すと白い木刀が出てきた。
『え……、この木刀……』
神威「おじいさんからだよ」
『! おじいさんから!?』
高杉「……あァ……。 本当は今渡すか迷った。 だが、一秒でも早く届けたい気持ちもあったんだよ」
『……』
神威「おじいさんの手作りの木刀だよ」
『おじいさんの手作り……?一体いつ作っ……』
神威「君が仕事に行っている合間だよ」
『……でも……どうして……っ。ボク……っ、おじいさんの事……救えなかったのに……』
神威「そんな事ないよA(ギュウ…)」
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作者名:未来 | 作成日時:2020年2月5日 21時