第五訓 ページ6
高杉「まぁAは相当鬼兵隊や春雨に入るのが嫌みたいだから無理には誘わねェ……。今日は贈り物を届けに来ただけだ」
『届け物?』
高杉「ああ。受け取れ」
高杉さんは水色の袋に入った白い木刀を投げてAはその袋をキャッチした。
『これは……?』
沖田「木刀でさァ」
『木刀?』
沖田「あぁ。万事屋の旦那も持ってまさァ」
『銀さんも?』
(コレってお侍さんアイテム……?)
高杉「あぁ。Aは夜兎の力をセーブしたいって言ってただろ?」
『はい』
高杉「木刀ならまだ力をセーブ出来るんじゃないかって思ってな」
『 ボクのために……っ』
Aは袋ごと木刀を抱きしめ笑顔を見せる。
神威「じゃあ俺達は用事が済んだから退散するね」
高杉「じゃあなA」
『ありがとうございます、神威さん、高杉さん』
神威さんと高杉さんはそのまま去っていた。
土方/沖田「待てっ!!」
近藤「良い!!」
土方「……確か……Aだったか?」
土方さんは剣を収めてAの右肩を持った。
『はい。あの……』
土方「俺は真選組・副長の土方十四郎だ。お前に聞きたいことがある」
沖田「同じく真選組・一番隊隊長の沖田総悟でさァ。一緒に屯所に同行してくだせェ」
『え?』
沖田さんもAの左肩を持ち言った。
(真選組……。警察!!?同行ってボク何かしたの!?)
Aは青ざめとても焦る。
近藤「Aくん!そんな焦らないでくれ!」
近藤さんは焦るAに言った。
近藤「俺は真選組・局長の近藤勲だ。Aくんには助けてくれた礼もしたい」
『いえ!住む場所も探さないとダメですし!』
沖田「だったらホテルに泊まりやがれィ?」
『その……お腹も空きましたし……』
土方「だったら飯は屯所で用意してやる」
『う……っ』
Aは夜兎族で天人なので幕府はとても怖い。逃げ口を作ろうとするが二人には敵わない。
土方「逃げようとしても無駄だ。黙って同行しろ」
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作者名:白雪 | 作成日時:2019年9月5日 20時