【ハイキュー】青城のプリンス様には彼氏がいるそうで

#27 デート ページ28

黒尾side





黒尾「(……A、まだかな)」


もう少しで待ち合わせ時間。



別に合宿所から一緒に来てもよかったけど…

『それは恥ずかしいからヤダ!!!』


とかアイツが言ったからなぁ〜









『ごめん！！待たせた……よな』




黒尾「おー、全然まってねぇよー……ｯ」







くそっ、普段の男口調だったから油断してた……ｯ




『??』





何回もデートは行ってるから私服はよく見るけど、今日の服装はいつもと違った






いつもは動きやすさ重視のスポーティー?な感じだったけど、今日は肩の出ている服にミニスカ。＋ヒール




『変……かな』





黒尾「いや、まったく。
むしろ似合いすぎてて今にでも抱きしめたいぐらい」←





『……へへっ、ありがと(ﾍﾆｬ』






くっっそ可愛いかよ……!!
髪縛ってるのも好きだけど、下ろしてるのはもっと好きだわ……





『鉄郎??早く行こ！時間なくなっちゃう!』




俺の手を掴んで早く、早く、と急かしてくる



黒尾「……おう。いくか！」







───────
────
─






『鉄郎あれ！！！』



黒尾「んー？」




Aが指差してるのはアクセサリーショップ。




黒尾「なに、なんか欲しいものでもあったか？」





『なんか気になったから入りたい！』




んな、キラキラした目で頼まれたらなぁ……w



黒尾「よし、入るか」




ｶﾗﾝｶﾗﾝｯ




「いらっしゃいませー」







『ふぉおぉおおお……!可愛いのがいっぱい……!!』




黒尾「ｸｽｯ、好きなもん選んでこいよ。
買ってやるから」





“わかった！！”とそこら辺を歩き始めた






もう1日が終わる。多分ここが最後の店




黒尾「(結構早かったな……また、出掛ける日決めとかないと)」






とんとん、と肩を叩かれ振り向く





『これ、欲しい……』




そう言って見せてきたのは、お揃いの指輪だった




黒尾「……え、なに逆プロポーズ??ww」



『ちっげーよ！！ただ欲しかったのが指輪だっただけ！！』




ちょいキレ気味に言うAの手から指輪をとる



黒尾「わーってるわーってるw
すみませーん、コレ下さい」




会計をすませて店を出る




黒尾「ほらよ」


『やった、ありがと！！
試合中は流石につけてられねぇけど、それ以外ではずっと付けとく！！！』



そう言って、自分の指に付けようとしてたのを止める







黒尾「ちょっと貸して」

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