#20 仲直り ページ21
黒尾side
『……』
これは、聞いてくれてるんだよな……
黒尾「俺はお前になんかあった時すぐに助けられる場所に居ないし、お前が楽しいって思ってることを一緒にできねぇ。でも、国見は……あいつはできる。
同じバレー部で、同じ学校で、体育祭だって文化祭だって一緒に出来る
それで、嫉妬して……アイツがお前に好意を寄せてるってわかって、冷静でいられなかった。
お前の隣も、いつか取られちまうんじゃねーかって怖くなった」
『……』
こんなこと、言っても見苦しいだけか……
ひでぇこと言ったんだ。当然っちゃあ当然だよな
黒尾「……わりぃ。話、聞いてくれてありがとな」
ずっとここにいたら、あいつは出てこれねぇからその場を離れようとした
ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ!!
その瞬間、俺の寄っかかっていた風呂のドアが急に開いた
黒尾「うおっっっ！！」
まぁ、全体重預けて寄っかかっていた物が急になくなったら倒れるわけで。
ﾊﾞﾀﾝｯｯ
案の定ひっくり返った
黒尾「ｯてぇ…………?水??」
ぶつけた頭をさすっていると俺の上から水が垂れてきた
『ｯﾋｯｸ……ｯ』
否。それは、水じゃなくてAの涙だった
黒尾「ちょっ、はぁ！？なんで泣いてんだよ！！」
俺はすぐに立ちAの涙を袖で拭く
『だ、だって……ｸﾞｽｯ……てつろーが……ｯ馬鹿なこと言うからぁぁ…ﾋｯｸ』
全然泣き止みそうにないA
黒尾「馬鹿なことってなんだよ」
今俺が真剣に言ったことを、全部馬鹿なことだって言いてぇのか。コラ
『確かに……っ、遠距離だけど…!!ﾋｯｸ、俺の隣は……ｯ、鉄朗だけなんだよ……!!ｸﾞｽｯ』
泣きながら、でも俺の目をしっかり見て言うA
黒尾「……ﾌﾟｯ、ははははっっww
お前泣きすぎww」
『なっ、なんで笑うんだよ！！！ｸﾞｽｯ、真剣に答えたのに……ｯ』
俺が笑ったことに怒りそっぽを向く
黒尾「くっ……wwごめん、ごめんってw
笑って悪かった。な？」
そう言ってもこっちを見ない
『(ﾌﾞｯｽｰ』
泣いてるどころか、今はすっごい頬をふくらませて怒っている
いや、まぁ目には涙たまってるけどw
そんなAが、Aの背中が愛おしくて。
後ろから抱きしめる
『……なに。』
黒尾「笑ったの、悪かった。あん時、怒ったのもごめんな。
仲直り、しよう?」
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絃月(プロフ) - AMANE01203さん» えええ！ホントですか！！すごい嬉しいですwありがとうございます(*´ｰ`*)頑張ります♪ (2018年12月13日 18時) (
レス) id: 7fafa9dd38 (このIDを非表示/違反報告)
AMANE01203(プロフ) - めっちゃ面白いです！！ていうかもうこればっか読んでますwwwこれからも応援します！ (2018年12月13日 17時) (レス) id: 4406f11eea (このIDを非表示/違反報告)
小豆ba- - 月皇アルシェさん» うん！更新ガンバ！目指せ一位だぁぁ！！ (2017年11月1日 18時) (レス) id: 7aa1d20123 (このIDを非表示/違反報告)
月皇アルシェ(プロフ) - 小豆ba-さん» いつもコメントありがとね！すごい嬉しい！！更新頑張るぞ！！！！ (2017年10月31日 18時) (レス) id: c6adf53449 (このIDを非表示/違反報告)
小豆ba- - マイハニー止めてぇぇ(*ﾉωﾉ)語尾が？なのがさらに良いー！！相変わらず大地さんはおとんでした(n*´ω`*n) (2017年10月30日 22時) (レス) id: 7aa1d20123 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月皇アルシェ | 作成日時：2017年10月14日 20時
