熱 / ini -千夏さんリク- ページ14
乾「うわ、やっちゃったな……」
身体が重すぎて、起きた瞬間に熱が出ていることはすぐに気づいた。
でも、編集4本も溜まっているし、動画の撮影だってあるから今日もオフィスには行かないといけない。
俺は熱も計らず、水をコップ1杯だけ飲んで家を出た。
熱で頭がボーッとする。
オフィスまでの階段を上っていると
乾「あ……」
スマホを落としてしまった。
取りに行かないと。
スマホを拾うために階段を下りていると、急にクラッとして俺の身体は前に倒れていった。
乾「痛い……」
落ちたと言っても5段程度だから、頭から血を流す程の大怪我なんてないけれど、足が痛い。
折れてはないか……?
取り敢えず、スマホを拾ってオフィスに行かないと。
俺は地面に横たわっているそれを拾うと、今落ちたばかりの階段に再び足を乗せた。
痛い。痛すぎる。
バレないようにと必死に耐えていたけれど、1時間経った今も尋常じゃない程に痛い。
俺、あんまり痛みに強くないんだよな。
それに更に熱が上がっている気がする。
最悪だな。
須貝「乾、ちょっといい?」
乾「あ、はい……」
須貝さんに呼ばれて立ち上がった時、
乾「い"っ!」
須貝「え、乾?大丈夫か」
須貝さんは俺のところに来て、再び俺を座らせた。
須貝「うわ……お前、これどうした?ていうか体熱いけど、熱もあるだろ」
全部バレちゃった。
須貝「取り敢えず、そこで良いから寝よう。な?」
乾「はい……」
ソファに横になった俺の足を冷やしてくれて、冷えピタも貼ってくれた。
須貝「この足、どうしたの?」
乾「え、っと……。階段を上る時にスマホを落としてしまって。取りに行こうと下りようとした時にクラッとしてそのまま落ちてしまいました」
あの時、一瞬何が起こったのか分からなかった。
338人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛花(プロフ) - 七葉夏海さん» いえいえ、お気になさらず!返信ありがとうございます!過去のお話で看病した方以外でおまかせということですね!承りました(*^^*) (2021年12月14日 1時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
七葉夏海(プロフ) - まーた遅れてしまった…申しわけなさすぎる…私自身どなたでも嬉しいのですが、せっかくなら前回と前々回でお世話した方以外でお願いしたいです。 (2021年12月14日 0時) (レス) id: 681f37e10a (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - 七葉夏海さん» 看病する人は何方が良いですか? (2021年12月13日 21時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - 七葉夏海さん» いえいえ!リクエストありがとうございます!精一杯書かさせて頂きます(*^^*) (2021年12月13日 21時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
七葉夏海(プロフ) - 返信が遅くなってしまい申し訳ございません。リクとして受けつけて頂き大丈夫です。教えて下さりありがとうございます。 (2021年12月13日 20時) (レス) id: 681f37e10a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:凛花 | 作成日時:2021年4月4日 9時