哀しい ページ3
「親父が来てる？関係ないよ、俺には。
母さんは、もういないんだ。」
岩泉「おまえっ…何言ってんだ…！」
「だって。そうでしょ？もういない。俺を支えてくれてた母さんは、
ココに、いないんだから。」
独り言のようにつぶやく俺。
もう一度鏡を見た。
そこには、哀しそうな自分じゃなくて、虚ろな目をした自分がいた。
岩泉「っ、てめぇ、ふざけんなよ！！」
「っ」
胸ぐらを捕まれ、息が詰まった。
そのまま押されて、背中に壁が当たる。
岩泉「いないって、決めつけてんじゃねえ！！
うじうじしやがって！
所詮てめぇはそんなもんかよ！あぁ！？」
そういう岩ちゃんの目は、うっすらと涙で滲んでいる。
…あぁ。今、俺、同情されてんだ。
「岩ちゃんに、何がわかるの？」
岩泉「っ…」
勝手に言葉が溢れ出る。
言いたくないことまで、噴水のように。
「何で岩ちゃんが泣いてんの？
俺、泣いてないのに。
岩ちゃんに、何がわかるって言うの？
両親に何も起こってないくせに。
同情？
そんなの、いらないね。
勝手に決めつけてんの、そっちでしょ？」
息苦しさから解放された。
岩ちゃんは、信じられないものを見るように、俺を見ている。
目を見開いて、じっと俺を見つめてくる。
岩泉「おまえ…」
何を言いたかったのかは知らないけど、今、俺は、
「哀しいよ」
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西城あおば(プロフ) - ゆーじさん» 続き書けたら書くつもりなんだけどね、かけるかなぁ？ (2017年4月15日 9時) (
レス) id: 8efbdede43 (このIDを非表示/違反報告)
西城あおば(プロフ) - ゆーじさん» 遅くなってごめんね。 (2017年4月15日 9時) (レス) id: 8efbdede43 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - 西城あおばさん» こんばんは！続き期待してていいのかな！？今色々考えてるから何だかこの作品3回見直してみたよ。深い…。 (2017年4月10日 22時) (レス) id: f6a5d4b00c (このIDを非表示/違反報告)
西城あおば(プロフ) - ゆーじさん» 生まれ変われるのかどうかは、神様が決めてくれるのかな？感動してくれて嬉しいよー！！続き。楽しみにしててね！ヽ(*´∀｀)ノ (2017年4月4日 20時) (レス) id: 8efbdede43 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - うわ…１話でじわーって来てしまったよー！！キミはダレ…。生まれ変われるのかなあ。自分だったら…どうするだろう。分からないよー！ (2017年4月1日 21時) (レス) id: f6a5d4b00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：西城あおば | 作者ホームページ：http://aoba.jp
作成日時：2016年11月27日 14時
