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『…思い出してみな？君が当たった後、あといちびょうのこってた。そこに倒れているイガグリくんに当てれば君は生き残れたんだよ？…そのチャンスを君は逃した。』
試合終了の間際、ラストワンプレー。
ひしめき合うペナルティエリアで味方のシュートがハズレ自分に当たった時、その時に君が諦めて敗北を覚悟したのと一緒だよ。
『…ほんの少し、足を伸ばせば勝利があったのに。潔くんや蜂楽くんのように集団の常識に左右されず、己のためだけの勝利への執念。それがここで生き残るエゴストライカー。そこから逃げたものは居場所はない。…私、何が間違ったこと言ってるかな？』
にこりと笑みを浮かべ、吉良くんを見つめると真っ青な顔をして静かになった。
吉良くんは歯を食いしばり、潔くんを睨んでその場を後にした。
絵｢相変わらずサッカーになると怖いな美沙希ちゃん。まぁ正論だったけど。｣
『正論ならいいじゃん。ここは世界一のストライカーを作るための場所でしょ？甘い考えで生きていけるほど楽じゃないよ。その道は。』
そう呟き、背伸びをする。
『ちょっと休憩してきていい？後からちゃんと仕事するから。｢OK、わかったよ。｣』
そう話し、モニター室を出る。
勝負とは理不尽だ。あらゆる屍を超えた先に、勝利がある。
きっと"青の監獄"はそういう場所だ。
『ちょっとワクワクするかも。』
この日本に、そんな化け物が本当にできるのだろうか。
そう思うとにやりと口元が上がる気がした。
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ユーリ - よかって (2022年12月4日 10時) (
レス) @page20 id: 298e0a47d0 (このIDを非表示/違反報告)
まぐろ(プロフ) - 月さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2022年4月7日 22時) (レス) id: 70b980a7b4 (このIDを非表示/違反報告)
月 - 続きとても良かったです。 頑張って下さい❕ (2022年4月2日 0時) (レス) id: 04c07423c8 (このIDを非表示/違反報告)
まぐろ(プロフ) - 月さん» お返事遅くなり申し訳ございません！この作品は基本的に私自身で物語が浮かんだ時、予定が空いた時など自分の都合によって更新日が変わってしまいます。お待たせする時間も長いのですがご理解頂けますと幸いです。。 (2022年3月28日 18時) (レス) id: 70b980a7b4 (このIDを非表示/違反報告)
月 - この小説は、何日経ったらお話が出ますか？ (2022年3月21日 21時) (レス) id: 04c07423c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぐろ x他1人 | 作成日時：2022年1月25日 23時
