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ふわっと風が吹いて兄と似た茶色い髪が靡く。
治「莉奈?どうしたんだい?」
『なんでもない!!今行く!』
そう言って兄に駆け寄る。
駆け寄った先には壁がある。
兄は何も言わずにそこに突っ込んで行ったが、ぶちあたらずに通り抜けていく。
私はその光景に少し目を見開き、兄のようにかけて言った。
『………わぁ』
目を開けると先程とは違う光景が拡がっていた。
私のような制服を来た人達が沢山いる。
彼らもホグワーツへと向かうのだろうか。
私、太宰莉奈は太宰家という由緒正しき魔法使い一家の娘だ。10歳まではマホウトコロへと通っていたが11歳を迎えると同時にホグワーツへと通うことが決まった。
……まぁ、喜んでくれたのは兄だけなんだが。
おっと。こんなところで暗くなっては行けないな、そう思っていると兄が私の頭をポンポンっと撫でてきた。
『……兄さん?』
治「…君はなんにも心配なんてしなくていいんだよ。楽しんでおいで。せっかく通えるのだから。まぁ、あのひとたち(両親)が言ったことなんて気にしなくていい。」
そう言って私に優しい笑みを浮かべながらぎゅっと私を抱きしめた。
『…うん。ありがとう。兄さん。…行ってきます。』
治「うん。行ってらっしゃい。」
そう言って兄はふわりと微笑んだ。
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Emerarudo(プロフ) - まぐろさん» 頑張ってください!応援してます! (2021年12月4日 19時) (レス) id: b35a108ce4 (このIDを非表示/違反報告)
まぐろ(プロフ) - Emerarudoさん» ありがとうございます!!これからもこの作品をよろしくお願いいたします! (2021年12月4日 0時) (レス) id: 70b980a7b4 (このIDを非表示/違反報告)
Emerarudo(プロフ) - 面白かったです。 (2021年12月3日 20時) (レス) @page5 id: b35a108ce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まぐろ | 作成日時:2021年10月6日 0時