N [女王にふさわしい] ページ23
「ｯ！ジャローダｯ！！」
「僕の勝ちだね、A」
「ｯ、、、」
目の前でパートナーを抱きかかえ、目に涙を浮かべる少女
旅の道中で出会い、幾度となくプラズマ団を倒してきたトレーナーだ
彼女は、とても不思議なトレーナーだった
ボールに入れられているのに、トモダチが「幸せ」だと言う
ゲーチスに教えられた事と、真反対なAに興味を持った
会う度に、彼女を知ろうとバトルを挑んだ
何故トモダチは、彼女のために戦うのか
何故トモダチは、あんなに幸せそうなのか
未知の数式を解いているようで、どんどん彼女に惹かれていった
気付けば、興味は"好意"といものに変わっていった
そして今、イッシュの運命を掛けたバトルが終わった
「どうしよ、、、このままじゃｯ、、、
アデクさんが、、、私を信じて、託してくれたのに、、、ｯ！」
彼女は負けた
だから、僕の目的通りポケモンを解放させると思っているだろう
そんな事など、絶対にしない
今ここで解放を命令すれば、もう彼女には一生会えない
ならば、ポケモンの解放もAを手に入れるのも同時に出来る選択肢を選ぶのが得策だ
「、、、A、君が僕の願を聞くのなら、、、ポケモンの解放を辞めてあげよう」
「ぇ、、、ほんと、に？」
「ああ」
「！な、何すればいいの！？」
正義感の強い彼女だったら、故郷のために自ら犠牲になる、、、やっぱり、予想通りだ
「僕のお嫁になってくれたら、、、解放は辞めてあげよう」
「えっ、お嫁、、、？」
理解が追いつかないのか、固まってしまった
本当に、Aはどんな表情も美しい
Aの顔を見ると、長年の目標であるポケモンの解放さえ、どうでもよくなってくる
社会から孤立させて、依存させたい
ぐちゃぐちゃにしてしまいたい
もういっその事、プラズマ団の王女にしてしまおう
城からは出させない
品があり、頭の良い彼女の事だ、間違いなく王女にふさわしい
「ｯ、、、わかり、ました、、、」
「それじゃあ、よろしく頼むよ？僕の花嫁」
父さんが僕を操ってるのだって、薄々気が付いてる
僕がこれからする事だって、僕が昔父さんにやられた事と同じ
でも、もう良い
父さんと同じく悪人になろうが、Aが手に入ればどうだって良い
僕の行動は、僕自身も理解できていない
恋というのは、愛というのは、解けない数式なのだろう
君は、もう僕の物だから
輝きの無くした瞳で、僕を見つめてくれるから
「一緒に、何処までも堕ちていこう、、、♡」
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桜花(プロフ) - りのさん» すいません、、、百合は、ちょっと苦手でして、、、言ってなくて申し訳ないです！ (3月17日 12時) (
レス) id: ed622163c3 (このIDを非表示/違反報告)
りの - わぁぁぁ．．．！文才ありすぎやろ．．．！天才ですか？あとリクってできますかね？いいならチリちゃんをお願いしたいのですが．．． (3月16日 19時) (レス) id: 59814543bf (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - ひなさん» いえいえ！BW良いですよね！私も好きな作品です！ (2月21日 19時) (レス) id: ed622163c3 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 更新ありがとうございます！！！bwに脳を焼かれてるオタクなのでとても助かります、、、😭✨ (2月21日 18時) (レス) id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
彩華姫(プロフ) - 桜花さん» まじですか、ありがとうござます、、！ (2月21日 13時) (レス) id: 8536fab23c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜花 | 作成日時：2023年11月25日 0時
