永遠に続く愛を[ポケモン短編集]

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あれから、長い時間話していた
旅で出会ったポケモンの話

ヒカリさんや、その幼馴染のジュンさんの話
旅の途中に遭遇した、ギンガ団の話

時の神、ディアルガにあった話、、、

どうやら、この一年
とても濃い旅をしたようだ

「あ、でもね。一つ、、、一つだけ捕まえていないのが、居るんだよね」
「え？」

急にコウキくんの声が、低くなった

先程の楽しそうに話していた、明るげな声もフワッと笑う笑顔も消えていた

急に、何かを刺す音が聞こえた
「、、、えっ？」

それと同時に、冷たい感覚を感じた

一秒置いて、刺されたのは自分だと理解すると急激な痛みが襲ってきた
「う"ｯ"！？ｯ、、、ぁ、、、！」

何で、急に刺されたの？
私コウキ君に、何かしちゃった？
その捕まえられないポケモンは、私が原因とか？

原因が分からず、グルグルと考えたく無い事が頭に浮かぶ
「こｯ、ぅきｯ、くｯ、、、？」
「ん？なに？♡」

「な、ん、、で、、、」
「あははｯ！！！何で刺されたか、分からないよね？♡」
今度は、先程のような氷のように冷たい声では無く、甘く上擦った声で話し掛けてくる

涙でボヤケているが、薄っすらと顔も赤く染まっている
「ぁ、、、ぅｯ、、、ゲホッ！！」

苦しい、、、
頭がボーッとしてきた、、、
声も、物音も、あまり聞こえない

「僕が捕まえられなかったのはね＿＿だよ」
掠れた意識の中、あまり聞こえないコウキくんの声を最後に意識を無くした









コウキ視点ーーーーーーーーーー
「やっ、とｯ！捕まえられた、、、！♡」
眼の前で冷たくなった想い人の、頬を撫でる

ずっとずっと一緒だった、ここ最近は旅で会えなかった
僕の愛おしい幼馴染



僕ね、君を捕まえたいな、って昔から考えてたんだ

だから、君の事を全部調べて
君の理想を演じたのに、結局僕というボールから逃げた

だから無理矢理、捕まえたんだ
ああ、Aの中が見たい♡


「僕が捕まえられなかったのはねAだよ」

骨の髄まで調べさせてね？♡
愛してる、A、、、♡

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