【鬼滅の刃】腐女子の私は、悶えていたら転生した。

21の腐 ページ23

『………』


天元「………」


なに、それ











『……(クソありがてぇんだけどぉぉぉおおお！！！！！！！)』




え！いいの！


私、仮にでも柱だよ！！



いいの？！合同！！


最高なんだけど！！！合同！！



だってだって！！！


今の私！！何の呼吸使うのかもわかんないんだよ！！！

そもそも刀なんて握った事も生で見たことも無いんだよ！！！


つか自分の顔すら知らないんだよ！！



めっちゃ安心〜……………






………………え？



これが派手に逃げる程の報せ？




まさか〜！そんな訳！！






天元「……」




天元様は私の顔をガン見していた


様子を伺っているのだろうか






『……(まじか)』



……まぁ、皆の悪い報せじゃなかっただけマシか



あんなにカマ掛ける必要ないじゃん

手も繋ぐ意味も無い………あ、そうだった

これ私の逃げ防止だ



元身体の持ち主、どんだけ1人の任務が良いんんだよ




まっ、今はヨボヨボおばばの私だし


別に良いよね


私にとっては嬉しい事だし





『分＿＿ 』



天元「＿あぁ！！分かる！お前が派手に嫌なのは分かる！俺達は長年の付き合いだからな！でもこれはお館様の命令だ！」



『お館様が………分＿＿＿ 』



天元「本当はお前の鎹鴉かお館様が直々にお前に伝えるかだったんだが、鎹鴉じゃお前の事だし先回りするだろ？

お館様は今忙しいし手間とらせる訳にはいかねぇだろ？だから幾度も付き添ってきた俺が来たわけだ。派手に感謝しろよ」



あ、あれ？


『……ありがとうございます……。…その件、分＿＿ 』



天元「＿お館様はな、いつも大怪我するお前の事を心配してるんだと。この気持ちを無下にしたら派手派手にバチが当たるぞ。まぁ、そもそも命令だから派手に逆らえねぇんだけどよ！｣



返事が出来ねぇ…


『それはそれは……分＿＿ 』



天元「＿だからこれは必ず呑んで貰うからな！どんだけ派手に嫌がってもだ！分かったな！じゃあ俺は任務まだ残ってるからもう行くわ」



ガタンと席を立った天元様は、握っていた手を離すとそのまま私の頭に持っていき少し乱暴に撫でた



…暖かい






天元様の頭にある装飾品から伸びる綺麗な石がカラコロなる頃には天元様はもうドアの前にいた


天元「この俺が嫌でも派手に納得させるから覚悟しとけよ！……そんじゃあ機能回復訓練、頑張れよ。…おやすみ」



そう言うと天元様は出ていった





『…は、え？』


混乱する私を置いて

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