17の腐 ページ19
_ここの世界に来てから2日後
炭治郎「Aさん。俺、貴方が………好き」
熱を持つその声は老若男女を魅了させる
日光に反射して光る長いまつ毛の間から覗くは、赤の色付く瞳
それは小刻みに揺れ、紅いバラの色のような頬を背景とする
整った唇はこちらに向けられ吐息を零す
赤みがかる跳ねた髪は後ろでくくられ、大男と感じさせられる大きなその体格に綺麗に着く筋肉
乱れた隊服はそれを覗かせる
そんな彼から伸ばされた手はある女の細い腰を捕え、もう片方は優しくその女の髪に埋めた
『…っど、どうしたの!た、炭治郎っ』
その中に困ったような焦ったような鈴の音の声が鳴る
それを聞くに目を細める彼はまた酷く甘い吐息を零す
炭治郎「Aさん。そんな顔、しないで下さい。……俺、苦しいんですよ。…貴方の知らない所で、、何度嫉妬した事か……」
『……ひゃっ、っ炭治郎、おかしっ………ちょっ!!どこ触っ!…っ』
好き勝手される彼女は腕の中から抜け出せる訳ないのは一目瞭然
それでもモゾモゾする彼女に炭治郎は熱い何かに心の臓を締め付けられる
炭治郎「……ダメだ。………絶対、離さない」
どこにも逃げないよう腕の締める力を強くする
『…っ!!っちょっと待って!!炭治郎!!』
炭治郎「…離して、は聞かないぞ」
耳元に掛かる暖かい風
それに反応した彼女は体の力が一時的に抜ける
それを機にさらに締める力が強くなる
『っちょっ……まじで!!死ぬ!!死ぬから!!!』
炭治郎「大丈夫、俺が死なせないから」
『いや、おまっ!!バカ野郎!!!もう死ぬ!!!死ぬからぁあ!!!離せぇ!!』
炭治郎「………俺はその可愛い唇は好きだけど、今はもう少し、静かにしようか」
炭治郎はそう言うとゆっくり、ゆっくりと顔を寄せた
そしてその形の良い唇を接させたのは
__ガブッ
『……いやそこ鼻!!!まじで殺しにかかってる!!!!息っ……や、べ…酸、、素…………が…』
力なく上げられた女の拳が自身を物理的に苦します男の頬に当たるまで、あと1秒
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___パシンッ!!
耳に重たい音が響いた
何事かと意識がハッキリする
重たい瞼を上げるとドアップの人の顔
その人の薄い赤色の目がこちらを覗く
……ちか
?「寝てる時も派手派手とは、関心だな!」
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蒼月(プロフ) - 林檎さん» ご指摘ありがとうございます!全然気づきませんでした。とてつもなく阿呆なミスですね!すみません!本当にありがとうございます!! (2020年12月29日 15時) (レス) id: c136cbcbae (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - プロローグで、鬼滅隊と言ってますが鬼殺隊ですよ (2020年12月29日 11時) (レス) id: e5d0a5b681 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 白玉の星さん» 仲間だぁぁあああ!!!作品全部拝見しますね!!!!腐の方はもう友です!!! (2020年5月2日 23時) (レス) id: c136cbcbae (このIDを非表示/違反報告)
白玉の星(プロフ) - 私も腐女子だぁぁぁ!!私の作品もよかったら見てくださいね! (2020年5月2日 23時) (レス) id: 897ea2c55e (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 宇髄サマがだーいーすーきッ!さん» いやぁぁあああああ!!!!ありがとうございます〜!!!すんごく嬉しいです!!!!ダメだ…ニヤニヤが止まらないっ!!ありがとうございます!!!実は作者もアイビス利用しております(この絵もアイビスで書いたモノです) (2020年4月20日 10時) (レス) id: c136cbcbae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼月 | 作成日時:2019年9月21日 21時