【鬼滅の刃】腐女子の私は、悶えていたら転生した。

4の腐 ページ6

今どき木製の病院なんてあるのかなー？

まさにここにあるのだけれども




あとこの髪の毛よく顔にかかるね

すっごいかゆい

こんな髪質してたっけな？

あとこんな白色だったっけ


へっ、この歳で髪全体が白髪だったら笑える

禿げるよりはよっぽどマシだけど



ベッドに入ってから気づいたけど、

頭がガンガンするし、体中が切られたようにジンジンする


めちゃくちゃ痛い


あー、だから病院に居るのかと納得はしたが、なんでこんなに痛むのだろう



なんかあったのかな？




まっ、別にいーや



『…………』





あ〜、



暇だ






鳥がさえずり、窓から光がもれ、風で揺れる木の葉の影が映る




『…………ここ、何もないね』



テレビとかないかな〜



それか鬼滅の漫画




そう思った時だった



ドッドッと床を蹴る音が聴こえたと共に、この部屋の唯一のドアが勢いよく開かれた



？「大丈夫ですか？！A様！！」



うわぁー、すっげぇ美人な看護師だな



ドアから現れたのは
蝶の髪飾りが着くツインテールの女の子


彼女の瑠璃色の瞳には四角の光が浮いている



その顔立ちはまだ幼い



幼女が看護師なんて出来るわけないから、医療を学ぶ大学生なのだろうか



……あれ？…どこかで見たことあるぞ？…





？「…変な悲鳴が聞こえてきましたが、………やっぱりいつもの事でしたね。阻止できて良かったです。」




え？いつもの事？


それに阻止って何？



その女の子………女の人はこちらに近づくと眉を釣り上げた




？「もう！A様！！ダメじゃないですか？！また、治ってない傷だらけのまま任務へ行こうとしてたんでしょ！！」




え、任務？


戸惑う私に彼女は言葉を続ける



？「毎度毎度！！なんで大人しく入院してくれないんですか？！怪我を甘く見すぎですよ！！そして無茶しすぎです！！！」




………( ˙᷄ỏ˙᷅ )oh......



？「これを仕掛けてみて正解でした！！A様が逃げ出さないよう、ここの皆で考えに考え抜いた案なんですよ！！少し強引な形ではありますが！仕方がないことです！！」



彼女は、つらつらと話しながら 私の足元に掛けていた布団をめくった


私の足首に巻かれていた包帯以外に、分厚い縄が結ばれているのが見えた



その縄は私の居るベッドのすぐ横にある金具に括られ固定されていた


つまり仕掛けとは、両足を縄で固定し、ベッドから逃げ出さないようにしたという事になる



え、逃げねぇーよ

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