8． ページ8
．
『あ、車内販売さん…！居た、って…あれはドラコかしら…？』
私とハーマイオニーがいるコンパートメントから1度戻ってお金を取り出しもう一度出ると、車内販売さんはもう遠くまで歩いていた。
走るのは危ないと思い早歩きで行くと、奥の方でドラコが出てくるのを見かけた。
『(ど、どうしよう…今のままドラコに会いたくないわ…ドラコが中に入るのを待つしか…)』
ド｢A？1人で考え事か？｣
『わぁっ、…び、ビックリさせないでちょうだい…！』
ド｢はは、すまない。…ん？お金…あぁ、車内販売か。道を塞いでしまったようだな、行ってこい｣
『い、言われなくてもそうするつもりよ…！』
まだドキドキする心臓を抑えながら自分が買いたいと思ってたお菓子を購入。ハーマイオニーの分も買って、コンパートメントに戻ろうと後ろを向くと、まだドラコは帰っていなかった。
『…っ、ドラコ、帰らないの？』
ド｢…話がしたかったんだ。A、君はこの前から僕のことをずっと避けてるだろ？｣
『…会う機会がなかったじゃない。それのことでしょう？』
ド｢いや。さっきからずっとだ。冷たい言い方、目も合わせない。…僕は君に何かしたか？｣
『そ、そんなことないわ…ただ、その…い、急いでいるから…』
ド｢じゃあ目くらいは合わせてもいいと思うんだがな｣
『…〜っ、あなたといると…！胸の動悸が収まらないのよ！ずっと…心臓がドクドクして…今までこんなこと無かったのに、』
それだけ言い捨て私はドラコの横を通りハーマイオニーが待つコンパートメントに向かう。
＿私は今まで男の人と一緒にいて心臓がドクドクしたことなどなかった。
ほとんど年齢が上の人で、同年代の人がいなかったのもあるけれど、気になるという感覚もなかった。
なのに、何故ドラコといるとこんなにも心臓がドクドクするのだろう。今までにないくらい顔が熱い。
『…収まって、お願い、』
ドラコから逃げてきて少し。
その場に蹲ってドクドクするのが収まるのを待った。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 140人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナナマカロン(プロフ) - 真昼さん» 最高だなんて😭ありがとうございます！頑張ります！🙏🏻 (2022年4月20日 19時) (
レス) id: 22df617634 (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - わわっこれは最高ですな！応援しています♪( ´▽｀)更新頑張って下さい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ (2022年4月19日 23時) (レス) @page6 id: fd1f3f2e2a (このIDを非表示/違反報告)
ナナマカロン(プロフ) - himamoさん» すみません続きが出来てなくて…(泣)ありがとうございます！ (2022年3月10日 22時) (レス) id: 22df617634 (このIDを非表示/違反報告)
himamo(プロフ) - 凄く気になります！次の更新を楽しみにしてます！ (2022年3月10日 21時) (レス) @page4 id: fc30cf2b46 (このIDを非表示/違反報告)
ナナマカロン(プロフ) - アニメ大好きさん» わ！ありがとうございます笑こちらこそ読んでくださりありがとうございます！楽しみにしててくださいね😏 (2022年2月4日 16時) (レス) id: 22df617634 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナナマカロン | 作成日時：2022年2月2日 19時
