稲荷崎高校のバレー部マネは今日も厳しい (ページ2) - 小説

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昔、うちはこう思っとった。

『朝、誰よりも早く来て、誰もいない体育館で1人バレーをする。
こんな楽しいことはないやろ？
バレーは集団でやるより、1人でレベル上げした方がよっぽど楽しいんや。』と。

やけど、

＂あんたのやり方、仲間を置き去りにするし協調性ないから嫌いなのよ、そういう人、部活にいらない＂

あの時そう言われてから、
バレーにもう二度と関わらんって決めた。
やのに…。

＂Aさん、一緒にバレー、せぇへんか？＂

あの時、そう私に手を差し伸べてくれた貴方は…
一体誰だったんか。

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作者名：ナナマカロン | 作成日時：2021年2月7日 15時