貴方は何者……？［2］〈Ren.N〉 (ページ9)

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家には着いた…けど

『爆睡じゃんか…』

みんな仕事忙しいのに、宥めたりとかして、疲れちゃったんだな…

『佐野、あの…』

佐「お部屋なら、5部屋空けております。」

『…！流石ね。ありがとう。』

そして、私は(正確には佐野が)

優太海人ジン紫耀廉 A

の部屋の順でそれぞれに部屋を貸した。

その部屋の前に、それぞれの今日限定の執事をつけた。起きた時、状況を説明させるためにね(全員♂)

でも、廉には佐野についてもらってる。

1番信頼出来るから。

『…なんで？』

なんで佐野を信頼してるから、廉に置いた？

廉が心配だから？
廉が

『…好き、だから…？』

あぁ、気付いてしまった。自分の気持ちに。

アイドルに恋をしてしまった。

決して届かない存在ではないけど。

『…ダメじゃん。』

私と廉は結ばれてはいけない。

『…っ、廉…っ…』

私は静かに泣いた。

紫耀side

「…(*´-ω・)ﾝ?」

あれ、俺寝てた…？

ってかここ何処？！広くね？！え？！

「あの、ここは何処ですか…？」

俺はこの状況を確認するために部屋を出た。

「ここはAお嬢様の家…というか、別荘でございます。」

別荘？！これが？！えぇ？！

「ご本家は、ここではございません。」

えぇ？

「…あ、みんなは？！他の人達は？！」

「紫耀様から見て、右側が廉様、左側が神宮寺様のお部屋でございますね。」

いやこの家何部屋あるんよ？！

「ざっと100部屋は超えておりますが…？」

いやそんなサラッと言わないでぇ？！ってか聞こえてた？、エスパー…？

「あの、声に出てますが…」

マジか☆

「…Aさんは？」

「永瀬様のお部屋の隣でございます。起きたら話がしたいから、と」

ズキンという音が胸に響いた。

あぁ、やっぱり…俺Aさんが好きなんやな。

でも、それは叶わんのや。

Aさん。それはきっと両思いやで

ナーンて優しくないから言わないけど。

応援しとるよ。

A。

廉side

「…ん？ここは…ってAの家ぇ？！」

佐「お気づきですか」

「…！佐野さん！ホンマにすみません、いっつも迷惑かけて…」

「いえ。むしろ私は感謝しております。」

え？

「A様は、小さい頃から芸能界と関わっていられました。そのため、芸能人に興味を持たれることなどなかった。それなのに、永瀬様といる時は、すごくイキイキとした表情を見せながら、私の名前を読んでくださるのです」

…え？