貴方は何者……？［2］〈Ren.N〉 (ページ6)

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神宮寺side

俺とAさんは今Aさんの車に乗っている。
Aさんは完全に仕事モードだ。"話しかけるな"ってオーラがすごい…

あ、そーいえば、さっき

"メンバーに連絡して！"

って言われたんだった…！

紫「あ、もしもし？どうした？ジン」

「いいか？落ち着いて聞けよ？玄樹が発作を起こした。」

紫「…え？」

「今Aさんと向かってる。紫耀も来てくれないか？」

「何処？！」

「神楽岡総合病院の、127号室」

「すぐ行く！」

「紫耀は、海人と岸くんに連絡して！俺は廉にするから！！」

「了解！」

そして、俺は急いで廉にかけた。

廉「もしもしー？」

「今何処？！」

「ちょ、どしたん？急に笑」

「玄樹が発作を起こした！！」

「…は？」

「神楽岡総合病院の127号室に来て！急いで！」

「わ、わかった！！」

俺は電話を切った。

これで一応全員に連絡がいってるはず…

Aside

病院に着いた。

『先に病室行ってて。あとから行くから！宥めてあげて？かなり酷いと思うから…後、マスコミが来てると…あれ？』

マスコミいないじゃん…あ、

兄さん()
ジン「分かったから、急いで来て！！」

『うん！すぐ行く！！』

私は電話をかけてきた看護師に状態を聞いた。

「ものすごい発作です…手足がもう痙攣なんじゃないかってくらい震えてて…何か急にブツブツ言い出したかと思ったら急に叫んで…泣これは流石に呼ばないとと思って…申し訳ありません。忙しい時に…」

『うん。大丈夫。もう終わったから。ありがとう。連絡してくれて。』

その看護師は、はい…！と言ってその場を去っていった。

『睡眠薬強めのやつ準備してー。後精神安定剤も。予備も持って行って。…あと麻酔も』

麻酔なんて使ったこと無かったな…
でも、最悪の場合これしかないって思った。

部屋に行くと、メンバーが揃っている。

紫「玄樹！俺だよ？紫耀だよ！」

ジン「俺らがいるから、な？」

海「…なんでっ泣」

優「大丈夫…深呼吸深呼吸」

廉「……玄樹っ…」

私は急いで入った。

廉side

『岩橋さん大丈夫ですかー？』

Aが来た。

ジン「さっきよりはだいぶマシになったと思う。」

『ジンごめん。怪我とかしてない？』

「うん。ちょっとかすっただけだし。」

『玄樹くん～？分かるー？A先生だよー？』

玄「ﾊｧﾊｧA…先生？」

『そうですよ～A先生でーす』

そこには俺の見たことの無いAの姿があった。