貴方は何者……？［2］〈Ren.N〉 (ページ4)

今日:3 hit、昨日:7 hit、合計:32,534 hit

47 ページ4

『私ね？あの日決めたの｡明日香をこんな風にさせた奴を、絶対に許さないって｡』

だからね。

『明日ジンに報告するか｢…ざけんなよ｣…は？』

何よ｡

｢今のお前を見て､明日香さんはどう思うだろうな？いや､それ以前に真澄さんか？しょーもないって思ってるよ｡どんなに自分達の為にやってくれてたとしたってよ｡俺らはたまたまこの神楽岡という家に生まれてきた｡その才能もな。全てにおいてたまたまがおこした事だ｡

お前はこの他の人間よりも恵まれた才能と能力を、追放のために使うのか？！違うだろ！！明日香ちゃんだって､前に進もうとしてる｡そんな子に､＜真澄さんを殺した黒幕を捕まえた＞何て言われたら､お前だったらどうなる？！{思い出したくなかった｡}そう思うだろ？！思い出して震えるのだって､それはあの時を思い出したくないから｡｣

…確かにそれはその通りだ｡でも…でもっ！!

｢A｣

『………！！』

"｢お姉…ちゃん？｣"

"『…真澄さん？』"

"｢Aが診てくれれば､戻って来るよね？？｣"

"『…っ、明日香……』"

"｢ねぇ､お姉ちゃん！！まだ逝かないで…まだお姉ちゃんとやりたいことｯ､沢山あるのｯｯ！ねぇ！！まだ誕生日パーティー開いてないよ？！起きてよ！！お姉ぢゃ“ぁぁん！！｣"

ゴメン｡明日香｡何も出来なくて｡

何のために医師免許持ってんだろ｡
親友の家族一人さえ助けられなかった｡

なんで明日香なの｡もっと違う人だっているじゃない｡

なんでよ………！！！！

『…ｯ兄さんｯｯﾋｸﾞｯ､なんでｯ真澄さんだったのかなぁ？』

｢A…｣

『なんでもっと早く…ｯ､真澄さんの帰りが遅いことに気づいてあげられなかったのかなぁ？ｳｯ､』

｢A｡もうすぐ終わるんだ｡あと少しの辛抱だ。でも､やりすぎはよくない｡｣

『…ｯｯﾋｸﾞｯ､ごめんなさい…兄さん……正気になれなくて…ｯｯ』

｢A｡思いっきり泣け｡｣

そういわれた瞬間､私の涙腺は崩壊した｡

ー次の日ー

私は今日､ジンに昨日の事を報告する｡昨日はあんなことがあったから､断った｡

で、今神宮寺家にいる｡

ジン｢…そうだったんだ｡｣

『…何か､御免ね｡こんな重い話に巻き込んで｡』

ジンは、大丈夫だよといってくれた｡

そして､神楽岡と神宮寺の力で、被害に遭った女優俳優に会見に参加してくれと頼んだ｡また､会場も佐野に抑えさせた。

そして､芸能界を代表して､晴さんと､被害に遭った方々で会見を開いた｡