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28話* ページ28

いや、お前授業サボる気か!?←


まぁ今から帰ろうとしている私が言えることじゃないか。



女「え〜天月くん帰っちゃうの〜?」


女「一緒に授業受けよぅよ〜!」





……おぇ。


気持ち悪。


よくこんな猫なで声みたいなの出せるな。



私には無理だ。



天月「ごめんね、僕ちょっと体調悪くて…

さっきも保健室で休んでたんだ。」


女「えぇ〜!大丈夫〜?」


女「なんなら私が家まで送っていこうか〜?」


女「何いってんのよ! 送るのは私よ!」

女「違うわ、私よ!」

女「私よ!」



…うるせぇ。



この間に帰っちゃおうかな。

誰も気づかなさそうだし。



あれだけ女共に囲まれてたら歩こうにも歩けないよね。



んじゃ、そんなわけで、


『さよーならー(ボソッ』




すたこらさっさっすたこらさっさっ





下駄箱までいけばあんまり人もいなくなった



そのかわり…


自分の下駄箱の中にあるいくつもの紙くず

一つ一つに嫉妬と思われる言葉が書いてある



この時代にもまだあったんだな…


とりあえず持ち帰って捨てるか…



…天月に関わるとろくなことないな、やっぱり。


その本人とゲーム始めたのはこの私なんだけどね。



これ…早めに惚れさせないと後々キツくなってくるな…



天月「あっいた!!」



…やべぇ、見つかった。



天月「一緒に帰ろうと思ったのに…

おいてくなんてひどいっ!」



ぷんぷんという効果音が似合いそうな感じだね。


『別に一緒に帰る必要なくない?

それになんで天月はサボるの?』


天月「えっ?あぁ…



あの香水臭い女たちの中に毎日いるのは苦痛以外の何者でもないからね。」



いや、学校出た瞬間これかよ。


ギャップがすごすぎる…



『…なんで天月って猫かぶってんの?』


天月「モテたいから?」


『即答かい…』



まぁ天月の顔面偏差値ならわざわざ猫かぶんなくてもモテそうだけど。



天月「…自分に惚れなかったのはAだけ。

人生のなかで一人だけなんだよね。」


『へぇ…。』


天月「だから僕は…


Aを惚れさせて僕のなかの惚れさせた人の数を更新する」


『へぇへぇそうかい、

まぁがんばりんさい。』






…私も私なりに頑張らないとなぁ。

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ヤクルト - おもしろいです!応援してます!続きが、気になるです←これからもがんばってください! (2018年8月22日 7時) (レス) id: 289474b1ca (このIDを非表示/違反報告)
はなつん(プロフ) - せつない、せつなすぎます天月君!! (2018年8月20日 1時) (レス) id: 1006204416 (このIDを非表示/違反報告)
はなつん(プロフ) - 夢主ちゃん、やりましたね!!天月君をホレさせましたかね? (2018年8月18日 0時) (レス) id: 1006204416 (このIDを非表示/違反報告)
はなつん(プロフ) - 夢主ちゃん面白い(笑) (2018年8月16日 17時) (レス) id: 1006204416 (このIDを非表示/違反報告)
はなつん(プロフ) - なんで悲しそうな顔なんですか、天月君!← (2018年8月15日 0時) (レス) id: 1006204416 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シュリンク&starlily x他1人 | 作成日時:2018年7月19日 14時

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