【天月】天使の仮面を被った悪魔。

27話＊ ページ27

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教室に戻ってきた私は、とりあえず女子からの質問攻めにあっていた。



女「天月君とどういう関係なのっ？！」


女「天月君はみんなの物なの！近づかないでよっ！」



中には泣き真似をして聞いてくる奴もいる。

てか、天月は人であって物ではないでしょ...と苦笑しつつも何も答えない。

答えたらすごく面倒なのだ。


どうせ「口答えしてんじゃねぇよ」的なこと言われるだけだからね。


...女子はこういう所が嫌いだ。

集団じゃないと動かない。
フレンドシップとか何も無いくせにずっとくっついてて吐き気がするわ。

あ、可愛い子は好きだけどね？



『私と天月は勝負してるだけだよ。そんだけだから。...私帰るから』



アイツに付きまとわれてからいいことが全くと言っていいほど無い。

さっさと惚れさせて付きまとうのやめてもらはなくては...。



『(って言っても私に惚れるって相当の物好きだよな。)』



教室の扉を開ければ、ばったりと天月と会ってしまった。

スルーして横を通ろうとすると次は肩を掴まれた。お前マジで掴むのすきだな。

そして爆弾発言を落としていく。



天月「待って、僕も帰るから」



『......は？』

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