【ヒロアカ】【第五人格】我が個性、我が人格 (ページ31)

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どこ吹く風ページ31

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コラボ真髄、いつもの事だが闇ガチャでは？
モノクマお前いつになったらくるんだよもう何10連したと思ってるんだ…。

どうも、モノクマが一向にこない竪琴です。

ボール投げ後の種目も、レオパパとナワーブのふたりの力だけで難なく乗り切れてしまい、手持ち無沙汰になった私は脳内チャットでダンロンガチャについてナワーブと話し込んでいた。
レオパパもチャットには来ているようだが、ふたりの会話を優しく見守っているようだ。安定のオカン。

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「んじゃ、パパッと結果発表」

そんな、相澤先生の声に周囲の生徒達は落ち着きをなくしはじめる。
結果を待ち遠しそうにする者や、不安がる者が入り混じる一方で、いつもの如くそのどちらにも属さず、そっちのけでチャットに勤しむ姿はここまでくると見慣れたものだろう。

周りの視線も何もどこ吹く風である。

＿＿「だからガチャの深追いはよせって言ったのに…。粘っても出ないもんは出ないんだから諦めろよそろそろ」

＿＿『嫌だぁぁぁ、今度こそボンボンにSSR衣装を着せてあげるんだから』

＿＿「そう言って、三月ウサギも西部の富豪も結局スカったじゃねーかよ。もういいだろジュークボックスと茶銅あるんだからそれで」

＿＿『もう、コラボ期間そろそろ終わるよね？帰ったらダイス集めぶっ通しで走るから準備しておいてねナワーブ』

＿＿「いや、聞けよ」

「ちなみに除籍はウソな。君らの最大限を引き出す合理的虚偽」

「「「はぁぁぁぁぁぁ？！？！？！」」」

『え、うるさ…何？』

除籍を間に受けていなかった者の落ち着いた発言とも違う、『除籍…？？？』という場違いな私のトーンにお茶子ちゃんは「色々通り越して寧ろ尊敬」的な視線をこちらへ向けてくる。

「安定して話が耳から耳へと通り抜けとるねAちゃん」

『私、聞く耳持たないからさ』

＿＿＿「いや、聞けよ」

「ダイス集めオレやらねぇからな？！おい、無視するなよ絶対聞こえてるだろうがぁぁぁ」というナワーブの声が荘園から聞こえたような聞こえなかったような。

＿＿結局周回に付き合わされたナワーブは、ダンロンコラボ後にアトロポスの糸が控えていることを、まだ知らないのだった。