【第二章】夢主が闇AUの癒し枠になる話【UndertaleAU】

初めての料理 ページ3

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「野菜と･･･よし、具材は揃ってる」


今から作るのはサラダとスパゲッティだ。具材がちゃんとあるのを確認して作り始めようとしていると、奥から歩いてくる足音が聞こえた。


「ん･･･A、もう起きてたんだ。ご飯作るのか？」


クロスが寝巻きの状態でキッチンに来る。恐らく今さっき起きたばかりだろう。


「うん、サラダとスパゲッティを作ろうと思ってる。スパゲッティは初めて一人で作るから少し心配だけどね･･･」


私がそう言うとクロスは私の隣に来て何やら具材を確認しているようだった。


「分かった。俺も作る」


どうやらクロスは一緒に作ると言ってきたのだ。彼は寝起きだというのに流石に彼に作らせるのは申し訳ない、と思って彼を止めようとする。


「え、流石に私一人で大丈夫だよ！寝起きなのに作らせるのも悪いし･･･」


私がそこまで言うと、クロスはいつものように笑っていった。


「俺は大丈夫、寝起きで料理するのも慣れてるし。それより、スパゲッティ初めて作るんだろ？それなら下手に失敗されても困るし、俺も作らせてくれ」


ここまで言うのなら仕方ないと思い、クロスと一緒に作る事にした。


「俺サラダの方進めておくから、スパゲッティ任せるぞ」


「うん、分かった」


ほぼ全て彼自身がやるのではなく、ちゃんと私にもスパゲッティを作らせてくれる彼の気遣いにとても助かっている。料理は他人がしているのを見てるだけではなく実践してこそ上達するからだ。


その後、順調にスパゲッティも仕上がっていき最後にミートソースをスパゲッティに掛けて完成した。時間を見ると作り始めてから一時間経過し9時になっていた。料理をホラーさんの所へ持っていくとホラーさんはお腹を空かせて待っていたようだ


「飯･･･！」


するとホラーさんはすごい勢いで料理を食べ始める。その様子をクロスと2人で見ていた。


「本当によく食べますね･･･」


「ホラー先輩はいつも5回ぐらいはおかわりしてるからな。いつもホラー先輩用に多く作ってるんだ」


5回･･･！？一体ホラー先輩の体のどこにそんな大量の食べ物が入るのか･･･


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次に続く

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