不老不死 (ページ11) - 小説/夢小説

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#11 ページ11

「野郎ぅ…。」

「確かに、あの走りとても人間業とは思えなかったからなぁ。」

現に、レオリオとスキンヘッドの男は完全に騙されていた。
私は興味が無いのでヌメーレ湿原の景色を眺めていた。
すると、試験管だと名乗る男はトランプにより倒れた。
そのトランプはサトツの方にも飛んでおり、勿論本物の試験官である彼は軽々と止めていた。

「ふふふ♦なるほどなるほど。これで決定…そっちが本物だね♣」

どうやら投げたのはピエロの男だったようだ。
やっぱりあの子にしか見えないな､､､。
そう言えばまだあの子の名前を知らないな。

「キルア、あの子の名前は？」

「おいおい、知らねぇのか？アイツはヒソカ。やべぇ奴だから近寄るなよ。」

「ヒソカ…やっぱり。大丈夫、私はそんなヤワじゃないよ。」

「んなこととっくの昔に知ってるよ。」

笑いながらそんな会話をしていると、試験管と名乗っていた男は鳥に食べられていた。

「自然の掟とは言え、えぐいもんだぜ。」

その姿を受験者は顔を強ばらせて見る。

「私を偽物扱いにして受験者を混乱させ、何人か連れ去ろうとしたのでしょうね。」

「油断も隙もないな。」

「うん。」

「そうだね、気をつけよっか。」

キルアの言葉にゴンは慎重な顔をして返事をし、私は何も問題はないかのように気軽に返事をした。