番外編【3人で・完】 ページ10
すると、ヒロトもポケットから何かを取り出してAに差し出す。小袋に入っているので中が何かわからない。
『…？』
Aが受け取りながら、頭に？を浮かべていると。
ヒロト「…お前、見てただろ…ソレ。」
それを聞くと、Aはテープを取って中を見る。
『あ！これ、ミサンガ！』
ヒロトが渡したのは青と水色のデザインのミサンガ。スポーツショップに行った時、Aが気になって見ていたものだった。
『これ高くなかった！？』
ヒロト「別に。お前が買ったキーホルダーと変わんねーだろ。」
『で、でも、私が買ったのよりも高いし…。』
ヒロト「俺がやるって言ってんだ。ありがたく受け取れ。」
ヒロトは照れ隠しに上から目線で言う。
『…ありがと。』
Aがそう言うと、ヒロトはそっぽを向く。
ヒロト「…じゃあな。」
ヒロトは恥ずかしいのか、そっぽを向きながら呟く。
『うん。今日はありがとうね。』
灰崎「明日の練習、遅れんなよ。」
『うん！灰崎も！ありがと！』
2人に手を振って、Aは部屋へ入った。戸が閉まるのを確認する。すると、ヒロトが灰崎を横目で睨みながら口を開いた。
ヒロト「テメェ…余計な事しやがって…。」
灰崎「なんだ人形の事で嫉妬してんのか？」
灰崎に図星を突かれて、不機嫌そうな顔をするヒロト。
灰崎「アイツにも貰ったんだ。お礼だ、お・れ・い。」
ヒロト「…ﾁｯ」
灰崎「…それにお前だけがいいとこ見せるのも気に食わねェからな。」
灰崎なそう言いながら、体の向きを変えて部屋の方へ歩いて行く。
ヒロト「…ハッ！こよ俺様がお前なんかに負けるわけねーだろ！」
ヒロトもそう灰崎に言うと、部屋へ歩き出したのだった。
_______________
その日の夜。Aはベッドの上から机の上にある羽根のキーホルダー、灰崎からもらった人形、ヒロトからのミサンガを眺めて微笑んでいた。
『ふふっ…また行きたいなぁ…。』
そしてそう呟いてから、布団を被って眠りに入ったのだった。Aはその日、幸せな夢を見たのだとか…。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
踊り子様！リクエストありがとうございました！
投稿が遅くなってしまい、すみませんでした！
少し長くなってしまいましたが、喜んでいただければと思います！
これからもよろしくお願いします！
では！乙！
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にぃむ(プロフ) - ルビーさん！コメントありがとうございます！不定期ですが、更新頑張ります！！ (2月23日 17時) (
レス) id: 03b25cf4eb (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - 続き楽しみにしてました！頑張ってください (2月23日 14時) (レス) id: 61de2e3e14 (このIDを非表示/違反報告)
みい・フローラ(プロフ) - 続きが楽しみです (9月25日 20時) (レス) @page37 id: 915eefe4dd (このIDを非表示/違反報告)
愛理 - 続きください めっっっちゃ気になりますo(^▽^)o (2023年3月17日 18時) (レス) @page10 id: 23b82dde48 (このIDを非表示/違反報告)
BLACK(プロフ) - 続きお願いします！めっちゃ気になります！！！！ (2022年2月11日 19時) (レス) id: 276e61e281 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にぃむ | 作成日時：2021年6月27日 1時
