朝餉 ページ17
鶴丸と広間に入った瞬間、奥に座っていた三日月と目が合う。
三日月はニタリと意味深な笑を浮かべた。
鶴丸「……おいおい、あの爺さん、どこまでも知ってますよ〜って顔してるが……まさかな…」
(一人)「ははっ……まさか…ねぇ……そんなこと……
……鶴さん」
鶴丸「……なんだ」
(一人)「私、昨日、……そんなに声大きかった……?」
鶴さんは、ぎょっとしたような顔をすると、
少し顔を赤くした。
(一人)「な……なにその反応!!?
そうなの?!ねぇ、私……」
鶴丸「いやぁ、すまんすまん、昨日(一人)があまりにも…その……いつもより艶やかな感じがして……
理性がきかなくなってな……」
そんなことを言われてしまい、私まで顔が赤くなる
三日月「おい、そこの夫婦、突っ立ってないでさっさと座って朝餉を食べよ」
鶴丸「め、夫婦?!……三日月、お前なんで知って……あ、」
今剣「そうなんですか〜!!?あるじさま、ではきのうのよるは、さぞはげしく……」
(一人)「なんてこと言ってんの今剣!!!
……えっ、ちょっと待って!みんな!!
ご飯食べよう?!ね??!」
山姥切「……見事にバレバレだな」
薬研「めでたい事じゃねーか」
(一人)「ひえぇ…………わっ、」
鶴丸「ま、そういうことだ、これからもよろしく頼むぜ」
鶴さんは、私の肩を引き、そう言った。
小狐丸「ぬしさまを独り占めとは……羨ましい」
三日月「これ小狐丸、箸の持ち方はこうだぞ」
そんな会話が聴こえたが、知らないふりをした。
*
午後、天気は良く、ぽかぽかとしていた。
(一人)「はぁ〜、こんなに天気が良いのに、遊ぶ相手がいないってのも悲しいもんだな……」
鶴さんは生憎、今遠征に出ている。
髭切も膝丸も、内番中……。
(一人)「なんか、こうやって1人で縁側に寝っ転がってると……本丸に来て間もないころを思い出すな〜」
こうやって、1人でいたからな。
そんな物思いに耽っている間に、寝てしまっていたらしい。
.
.
.
それが、駄目だったのだ。
今は、第一部隊から第四部隊まで、遠征から出陣に出ている。
ほかの刀剣男士はみな内番で、本丸内でこんなことをしているのは私しかいなかった。
まさか、予想もしていなかった。
本丸に直接
遡行軍が襲撃してくることなんて
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にわ(プロフ) - のら猫さん» わー!!とても好きです!そういうの!!!ありがとうございます〜!!参考にさせて頂きます! (2018年11月10日 19時) (レス) id: 1be1c118f8 (このIDを非表示/違反報告)
のら猫(プロフ) - お久しぶりです!新作参考になれば良いのですが、ホワイト本丸に本丸護衛?として来た少女との審神者や男士とのほのぼのライフ的なモノとか?新作楽しみに待ってます! (2018年11月10日 0時) (レス) id: 8d32f0832d (このIDを非表示/違反報告)
runaruna(プロフ) - 紹介文ですが、敬語ではなく警護ではないでしょうか? (2018年4月26日 18時) (レス) id: 9383cf8279 (このIDを非表示/違反報告)
にわ(プロフ) - ででででさん» 読了ありがとうございました!頑張ります!! (2018年1月24日 16時) (レス) id: f9f5548433 (このIDを非表示/違反報告)
でででで(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございました、これからも無理せず頑張ってください^_^ (2018年1月23日 22時) (レス) id: ab6ad38c7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にわ | 作成日時:2017年11月30日 19時