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その後、立てなくなった私を抱き上げて部屋まで送ってくれた小竜。
布団に寝かせてくれた後、私の額を優しく撫で困ったような顔で言った。
「ねえ、もしかしてあれが初めてだったりしたかい？」
「失礼なー、そんなことないよ。」
「そうかい、なら良かっ....え、なんだって？」
「え、だから初めてじゃないってば」
「え、君恋愛経験あるのかい？」
いや急になんなの。ていうかそこまで経験値無さそうに見える訳？悲しすぎるでしょ。
心底驚きました！みたいな表情すんな！！！！
「あまりにも慣れてなさそうな感じだったからつい...その、面白くて」
「面白がったの...？！」
霊力供給とか言うからなんとなく流されたけど...面白がってたんなら許さん！！！！
「あぁ、いや違うんだ。あー...その、なんでもない。
とにかく今日は急にあんなことをしてしまって悪かったよ。」
「他の男士たちも、私が女だって気付いてるの...？」
「君の近くに寄るとなんとなく”女性”って感じがするんだ。だからそんなに至近距離でなければすぐには気付かれないと思うよ」
「至近距離って、どのくらい？」
私が聞くと、
「これくらい」
と言って、私の額にコツン、と額をくっつけた。
先程のシーンが蘇り、顔がぶわっと熱くなる。
「ははは、嘘嘘。君は面白いね」
「ふざけないで...」
もう私のライフはゼロである。
「短刀の子達は身体が子供だからなかなか気付かないと思うけど、多分打刀太刀とかになってくると鋭くなってくると思うから、ね。」
「他の人たちには、言わないでよね」
私が布団に顔を埋めながらそう言うと、彼は「もちろんさ」と言いながら部屋を出た。
.
.
.
「政府も随分と酷いことをするもんだね」
小竜は廊下を歩きながらボソっと呟く。
部屋の障子を開ければ、先程まで一緒に居た大般若がまだ起きていた。
「霊力をもらっちまったせいでなかなか寝れなくてな」
「だから言っただろう、しばらくは眠れなくなるよって」
「それで、あの子は何て言ってたんだ」
「あれが初めてではないってさ、聞いて驚いたよ」
「はは、そりゃ良かったじゃねえか。霊力の補給なんかが理由の口付けが初めてじゃあたまったもんじゃないだろう」
「＿＿あぁ、そうだね。」
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にわ(プロフ) - こだぬきさん» 小説を楽しんでいただけて嬉しいです！続編頑張ります〜！コメントありがとうございました、これからもよろしくお願いします！ (2020年2月7日 9時) (
レス) id: dc9a723a5e (このIDを非表示/違反報告)
こだぬき(プロフ) - はじめましていつも楽しみに拝読させて頂いてます！主人公さんと刀剣男士達の関係がいつもどうなってしまうのか気になります。是非とも続編を執筆して下さい！お願いします！ (2020年2月6日 23時) (レス) id: 2d82e32e86 (このIDを非表示/違反報告)
にわ(プロフ) - まかろんさん» まかろんさん、ありがとうございます！作品が好きと言って貰えると、「ああ〜作ってよかったー！！」っていう最高な達成感とありがたみを感じます、、続編もお楽しみに！こちらこそ、これからもよろしくお願いします！ (2020年2月6日 22時) (レス) id: 9ced130178 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - この作品が大好きすぎて更新される度にわくわくしながら読ませてもらってます！笑続きを楽しみにしています、これからも頑張ってください！ (2020年2月6日 22時) (レス) id: 5f520ce7f7 (このIDを非表示/違反報告)
にわ(プロフ) - leiさん» コメントありがとうございます！続編楽しみにしていてくださ〜い！！ (2020年2月6日 21時) (レス) id: 9ced130178 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にわ | 作成日時：2020年1月24日 20時
