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いつの間にか日は暮れ、空は紫色と橙色が混ざったような色になっていた。
ふと鏡を見ると、自分の瞳の色は元に戻っていた。
「良かった、戻ってる」
腰をぽきぽきと鳴らしながらストレッチをして、部屋を出る。
「あ、丁度良かった。夕餉できてるから広間来てね」
私を呼びに来た清光がそこにはいた。
「うん、今行く」
前を歩く清光を眺めながら、清光は恋愛感情について考えたことはあるのだろうかとか、そういうのに興味はあるのだろうかとか、色々考えてしまった。
「ん、なーに？そんなに俺の事見て」
すると、私の視線に気が付いたのかこちらを振り返って腰に手をつく。
「なんでもない。お腹すいたし早く行こう」
私が歩き出そうとすると
「ねぇ、なんで主は男の格好してんの？」
「...え、」
清光はそのまま続ける
「そんなに、刀剣男士と恋仲になるのが嫌なの？」
少し切なそうに、でも訴えかけるように、
彼は呟いた。
「.....違うの、みんなの事が嫌いな訳じゃない。
でも、恋仲に発展したところで、私はみんなとは釣り合わない。だから最初から恋愛対象から外れようとしただけ。」
悲劇のヒロインぶってる自分が気持ち悪くて仕方ない
被害妄想も程々にしておかなければ、今度は自分が刀剣男士の皆に嫌われてしまう
「あのさぁ、釣り合う釣り合わないってのはどうでもよくない？俺たちだって短所はあるし、主にだって長所はあるし。
まずは本当の自分を見せてほしいんだよね、俺達は。」
清光は私にゆっくりと歩み寄り、優しく笑う。
「君がどんな子なのか、俺は知りたいんだ」
その時、「あぁ、自分は馬鹿なことをしたなぁ」と何かが自分の中で吹っ切れたような気がした。
「わかった。もうこんな格好するのはやめるよ」
「お、やる気になった？」
「でも、あなた達の恋仲にはならないかもなぁ」
私がそう言った瞬間、清光はズコッとこける。
「俺の話聞いてた？」
「いや、でも...なんていうか、家族って感じじゃない？」
「あ〜〜〜そうなっちゃうのかぁ」
「これは長い道のりになるな」と遠い目をする清光を見ながら、どこか軽くなった心が弾んだような気がした。
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にわ(プロフ) - こだぬきさん» 小説を楽しんでいただけて嬉しいです！続編頑張ります〜！コメントありがとうございました、これからもよろしくお願いします！ (2020年2月7日 9時) (
レス) id: dc9a723a5e (このIDを非表示/違反報告)
こだぬき(プロフ) - はじめましていつも楽しみに拝読させて頂いてます！主人公さんと刀剣男士達の関係がいつもどうなってしまうのか気になります。是非とも続編を執筆して下さい！お願いします！ (2020年2月6日 23時) (レス) id: 2d82e32e86 (このIDを非表示/違反報告)
にわ(プロフ) - まかろんさん» まかろんさん、ありがとうございます！作品が好きと言って貰えると、「ああ〜作ってよかったー！！」っていう最高な達成感とありがたみを感じます、、続編もお楽しみに！こちらこそ、これからもよろしくお願いします！ (2020年2月6日 22時) (レス) id: 9ced130178 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - この作品が大好きすぎて更新される度にわくわくしながら読ませてもらってます！笑続きを楽しみにしています、これからも頑張ってください！ (2020年2月6日 22時) (レス) id: 5f520ce7f7 (このIDを非表示/違反報告)
にわ(プロフ) - leiさん» コメントありがとうございます！続編楽しみにしていてくださ〜い！！ (2020年2月6日 21時) (レス) id: 9ced130178 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にわ | 作成日時：2020年1月24日 20時
