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「蛍丸、入るよ」
障子が開き、手入れ部屋に入ってきたのは小竜景光。
「小竜、お疲れ様」
「そっちこそ、今日は災難だったね。」
「こんなの大丈夫だよ。ちょっと目が痛むだけ...
で、どうしたの？」
珍しく手入れ部屋に見舞いに来た小竜に、蛍丸は違和感を感じた。
「さっきまで主がいただろう？何を話していたのかなと思ってね」
「特にこれといって大切な話とかはしてないけど？
あ、鶴丸が誉取ってたから行ってあげたら〜って話はした」
その言葉に「あぁ、タイミングが遅かった」と小竜は後悔した。
.
.
.
「秋田くん、鶴丸どこにいるかわかる？」
鶴丸を見つけようとしたがなかなか見当たらず、秋田くんに聞いてみる。
「鶴丸さんなら多分屋根の上ですよ！！」
「屋根........」
無茶言うな、と頭を抱えた。
というか鶴丸はどうやって屋根に登ったんだ？、
そんな事を考えていると、秋田くんは続ける
「本丸の玄関のすぐ脇にハシゴがあるので、みんなそれを使ってるんです」
「なるほどね。ありがとう」
鶴丸がまだ屋根の上にいるなら、ハシゴはかかったままのはず。
本丸の玄関を一度出て、屋根の方を見ると案の定ハシゴはかかっていた。
「ひっ...グラグラしてる......」
こんな不安定なハシゴ使っちゃ駄目でしょ！！！！
そう思った瞬間＿＿
ガタッ
「え？」
ハシゴの下の方が滑り、完全にバランスを崩す。
「(あ、終わった)」
落ちる事を覚悟したその時、腕を強く掴まれる。
「君、よくそれを使おうと思ったな」
「その言葉、そっくりそのまま返すよ」
鶴丸が私の腕を掴んでくれていたのだ。
「このまま引き上げるぜ」
彼はそう言うと、私の腕を思いっきり引っ張る
「いでででで！！！力の加減！！！！」.
「悪い悪い、あんまりにも細い腕だったもんでな
....で、俺に何か用か？」
パッと顔を見つめられる。
「今日の誉が鶴丸って聞いたから、褒美何が良いか聞きに来た」
私がそう言うと、彼は「そうだなぁ、今までは褒美とか無かったからな」と悩んだ。
「なんでもいいよ、できる範囲で」
結構悩んでいたので、適当にそんな事を言ってしまったのが運の尽きだったのだ。
「そうか、何でもいいんだな？
＿＿じゃあ、明日一日中俺の本体を肌身離さず持ち歩いていてくれ、片時も離さずにな。」
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にわ(プロフ) - こだぬきさん» 小説を楽しんでいただけて嬉しいです！続編頑張ります〜！コメントありがとうございました、これからもよろしくお願いします！ (2020年2月7日 9時) (
レス) id: dc9a723a5e (このIDを非表示/違反報告)
こだぬき(プロフ) - はじめましていつも楽しみに拝読させて頂いてます！主人公さんと刀剣男士達の関係がいつもどうなってしまうのか気になります。是非とも続編を執筆して下さい！お願いします！ (2020年2月6日 23時) (レス) id: 2d82e32e86 (このIDを非表示/違反報告)
にわ(プロフ) - まかろんさん» まかろんさん、ありがとうございます！作品が好きと言って貰えると、「ああ〜作ってよかったー！！」っていう最高な達成感とありがたみを感じます、、続編もお楽しみに！こちらこそ、これからもよろしくお願いします！ (2020年2月6日 22時) (レス) id: 9ced130178 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - この作品が大好きすぎて更新される度にわくわくしながら読ませてもらってます！笑続きを楽しみにしています、これからも頑張ってください！ (2020年2月6日 22時) (レス) id: 5f520ce7f7 (このIDを非表示/違反報告)
にわ(プロフ) - leiさん» コメントありがとうございます！続編楽しみにしていてくださ〜い！！ (2020年2月6日 21時) (レス) id: 9ced130178 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にわ | 作成日時：2020年1月24日 20時
