●縁どった安心感 ページ3
幹部達も知らされてなかった様で部屋には叫び声が響き渡った。
皆グルッペンの方を見てるのに、1人だけこっちを見てる奴がいる。私は目を合わせないぞ。合わせないからな。
「い、いや、てかグルッペン、そいつあれちゃうんけ！？シャオロンの愛人やろ！？」
『…違うぞ！！？』
酷い語弊がある。いや、語弊とかいう問題じゃない！思わず金髪の男を見た。
あ、
隣には言わずもがなシャオロンがこちらに目を光らせていて、にたりと微笑んだ。
ぞっと背中が仰け反りそうになる。思わずグルッペンの腕を掴み盾にしようとしたが、
「…ん？」
こいつ、分かっている。自分が何に使われそうになっているか。私の立場がどんなのか。
「………っA！！会いたかったでー！んーちゅっ！」
『…来るな！』
シャオロンはこっちに走り出してきたがグルッペンは盾にならず誰も止めないような現状、というか追いついていない。
それでも構わずシャオロンは私に飛び込もうとする。嗚呼、もう
『来るんじゃない！！』
腕をつかみ油断した所で足を引っかけ、床に倒れさし、その上に乗る
「…大胆やーん。なにぃ？実はそっち側やったん？ええよ、俺どっちでもいいで？」
『…』
その気持ち悪さに怯んでしまいグルッペンの後ろに隠れる。誰がお前とそんな事をしなければ行けないのだ
「アッハッハッハッハッ！！シャオロン振られてやんの！」
「…シャオちゃんの好きな子この子？？てかシャオちゃん迷惑かけすぎじゃない？」
「恋は盲目って言いますからねぇ。」
「いや、あれ多分誰でも引きますしシャオさんが特殊すぎなだけでしょ。」
多種多様の声が私の耳に入ってくる、まだ聞いた事の無い声が沢山ある。
「…さて、夫婦漫才は置いといて、」
誰が夫婦漫才だ。グルッペンの膝を後ろから蹴飛ばす。少し唸り声が聞こえたけど知らないふりをしよう。
「自己紹介を頼む。」
そのいやらしい笑みに私は未だに勝てたことが無い。仕方ない。
『…知ってる奴もいると思うがAだ。まだ任務の内容は知らされていないが宜しく頼む。』
「…え、ちょっ、ちょっと待って。グルさんあんたAさんに内容言うてないん！？」
トントンは少し焦ったような表情で抗議する。私もそれはダメだと思うが、
『…残念ながらトントンよ、こいつが任務内容を先に言うなんてありえないぞ。』
そう言うと目を見開いて溜息を吐きグルッペンを睨む。
『…それで、任務内容は？』
そう聞くとグルッペンは楽しそうな表情で
「船の上でパーティーを楽しんでこい。」
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かわ(プロフ) - 茜さん» 茜さんコメントありがとうございます！初期の方から読んでる方には途中で更新停止してしまい非常に申し訳ない気持ちです…。。それでも最後まで読んでくれて本当にありがとうございました！これからも応援してくれたら幸いです！ (2020年5月9日 12時) (
レス) id: a51cde5cd0 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - 完結おめでとうございます。初期の方から読ませていただいていました。この作品大好きです。これからも応援してます！ (2020年5月9日 11時) (レス) id: d2182e9bad (このIDを非表示/違反報告)
かわ(プロフ) - H2Oさん» コメントありがとうございます！連載開始から読んでくださってたということは随分と長い間お待たせしてしまいましたね…、長い年月でしたが本当にありがとうございした！ (2020年5月8日 7時) (レス) id: a51cde5cd0 (このIDを非表示/違反報告)
H2O(プロフ) - お疲れ様でした。(多分)連載開始から読み続けていて、ずっとこの時を待ってました。とても大好きです。 (2020年5月8日 2時) (レス) id: e433076a9e (このIDを非表示/違反報告)
かわ(プロフ) - 蒼乃さん» 蒼乃さんコメントありがとうございます！本当に途中途中更新停止してしまい最初から読んでくださっている方に本当に申し訳ないと思っていました…、それでも最後まで読んでいただき本当にありがとうございました！新作も頑張りたいと思います、！ (2020年5月7日 21時) (レス) id: a51cde5cd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かわ | 作成日時：2019年2月22日 20時
