予期せぬ公園での再会 ページ46
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｢じゃあ、行ってくる。
今日の晩メシは先食ッててもいいから。｣
『わかりました。行ってらっしゃい、中也さん。』
パタン、とドアが閉まったのを確認してから
私は部屋へと戻り、カレンダーにバツ印をつける。
『残り、ちょうど……1週間か。』
辞職する意を伝えてから、
何もかも変わってしまうのではないかと考えていたが
中原さんは私に気を使って、
あくまでも今まで通りに接してくれた。
だからこの生活が終わった後のことは
全く想像もつかない。
『中原さんに、行ってらっしゃいって言えるのも
あと7回…。』
寂しい思いもあるが、中原さんのために。
私は仕事を真っ当するだけでいい。
『さて、やりますか！』
私は今日も、中原さんの誕生日に向けて、
とある準備をし始めた。
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＿＿＿チキショウ、苛立ちが収まらない。
部屋に篭っていると気が滅入りそうだッた俺は
気晴らしに外で昼メシを食う事にした。
近くにある、海辺の公園。
家族連れで賑わっているが
…俺の近くには全く寄り付かねェ。
まァ、こンな身なりの奴は合わないよなァ…。
でも何が悪ィんだ。此処は誰のモンでもねェだろ。
この世の事象、全てに八つ当たりをしつつ
弁当を口に運ぶ。
そして、はァ…とため息を着いた時だった。
｢あれれェ？こーンなところに場違いの人がいるなァと思ったら、ちびっこマフィア君じゃないか。
相ッ変わらず趣味の悪い帽子だねェ、
今度良い店紹介しようか？｣
＿＿＿＿＿よりにも、よって。
｢今は手前の対応出来る程に
心が広くねェンだわ、太宰ィ……
殺されたくなきゃ3秒以内に立ち去れ……｣
｢わー、こッわい、何時もの殺気、3倍増ッて感じ。
でも其れは無理な注文だなぁ
君に用があッて態々来たンだもの。｣
｢よいしょッと、｣と言いながら
俺の許可なく隣に腰掛ける。
｢俺に、用？アポなら受付通し｣
｢Aちゃんのことだよ。揉めたンでしょ？｣
｢！ …聞いたのか｣
｢まァ、間接的に云えばね。
『今の仕事やめて探偵社に復帰します』って言うから
みんな大喜び。
大方、Aちゃんの過去の話聞いて
何も言えなくなった中也は、
何かの理由で差し出された辞表を
突き返せませんでした！ッてとこかな？｣
｢あの眼鏡の異能でも使ッたのかよ…｣
｢こンなの探偵社員なら朝飯前〜｣
…一々腹が立つ野郎だ。
｢それで？どうすンの。｣
一瞬で太宰の顔が、変わる。
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mikky - ギャグ線高くて面白かったです！！ニヤニヤ止まりませんでした！ (2021年6月25日 16時) (
レス) id: 0c37dc8e40 (このIDを非表示/違反報告)
アヤカ★(プロフ) - ましろさん» 更新頑張ってください。楽しみにしてます。 (2020年5月9日 21時) (レス) id: 65fd904e63 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - アヤカ★さん» コメントありがとうございます！ずーーーっと2人に幸せになって欲しかったのでようやくかけて安心しました(T_T)コメントたくさんいただけて嬉しかったです！残り1話ですが最後まで宜しくお願い致します♪♪ (2020年5月9日 20時) (レス) id: f8809b1e73 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 嘘吐き姫さん» コメントありがとうございます！バラの本数まで本当は描きたかったですね笑最後までお付き合い頂きましてありがとうございました(T_T)！！ (2020年5月9日 20時) (レス) id: f8809b1e73 (このIDを非表示/違反報告)
アヤカ★(プロフ) - 完結おめでとうございます。ハッピーエンド感動しました。 (2020年5月8日 18時) (レス) id: 65fd904e63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましろ | 作成日時：2017年8月20日 11時
