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朝から甘えたな一虎くんが可愛くてつい頬が緩んでしまう｡
会えなかった期間が長かった分､こうやって一緒にいられる時間が幸せすぎてなんだか夢みたい｡
｢今日何時？迎えに行く｣
｢遅くないから大丈夫だよ｡一虎くんも仕事終わりで疲れてるでしょ｣
｢いーから､何時｣
｢6時です｣
｢6時な｣
迎え来てくれるんだ｡
そろそろ店長に一虎くん紹介しようかな､なんて｡
そんな事を考えるだけでふふっと口角が上がって楽しみになる｡
ニコニコ笑ってる私に一虎くんは不思議そうで､なんで笑ってんだよと頬を軽く摘まれる｡
｢一虎くんのこと､店長に紹介したいなぁって思って｣
｢俺の事？｣
｢そう｡大好きな人ですって､駄目？｣
｢大好きな人でいいのかよ｣
少し不機嫌な目線が私を捉えた｡
こっち､と反対方向を向いていた体を一虎くんの方に向ける｡
私の身長に合わせて身体をかがめた一虎くんは､おでこと私の額をくっつけた｡
一虎くんの整った顔が近くて､やっぱり綺麗だなあ…と光がないように見える瞳をジッと見つめてしまう｡
｢大好きじゃなくて愛してるって言えよ｣
｢愛してるよ｣
｢おう､知ってる｣
一虎くんの瞳は綿あめが溶けたように甘くて､ずっと見つめていると胸が苦しくなる｡
愛してるよ､一虎くん｡
私の言葉で一喜一憂する貴方が､可愛らしくて愛おしい｡
そんな気持ちをずっと抱いてるって一虎くんは気づいてるかな｡
きっと､私が抱いているこの愛情を彼はホント1部しか知り得ないだろう｡
一虎くんの頬に手を添え､唇を触れ合わせると､その瞳はモノ欲しげなものへと変わる｡
何度も角度を変え､啄むような行為を楽しむ。
｢遅刻しちゃうね｣
｢偶にはいいだろ｣
駄目なんだけどなぁ｡
なんて笑って見せれば､一虎くんは少し悲しそうにしてつられて笑った｡
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むらやま。(プロフ) - 凪々瀬さん» コメントありがとうございます〜！夢主から一虎くんへの心情に力を入れてるので､そう言っていただけて嬉しいです…！自分のペースになりますが､更新頑張らせていただきます！ (2021年8月28日 20時) (
レス) id: 69abba7f4a (このIDを非表示/違反報告)
凪々瀬(プロフ) - こんにちは。お話読ませてもらってます！夢主ちゃんの一虎くんへの心情？がすごくわかりやすくて面白いです！！更新頑張ってくださいね！ (2021年8月25日 12時) (レス) id: a9a880df8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むらやま。 | 作成日時：2021年8月21日 21時
