死 ぬ 気 で 生 き ろ【鬼滅の刃】【逆ハー】〜日常編〜

サ行を喋りたくない ページ14

不「ほら、実弥。言ってみろ」





『言うわけないでしょう』






不死川さんはどうしても、幼児化した私に「実弥」と言って欲しいらしい。

私はさっきからそれを嫌悪感たっぷり顔で断っています。








伊「…！その子供は不死川の子か？！
こんなところに連れてきていいと思ってるのか？大体相手は誰だ？そもそもその子供は3歳児程に見える。いつからだ？」





ネチネチ大魔王の伊黒さんが来た。





不「馬鹿かァ。Aだ。俺の女のォ」




『誰がいつ貴方の女になりました？！？！』





私は3歳児の蹴りをかますが、ビクともしない。

チッ…3歳児不便だな、まじで。







伊「なんだお前か…大方、任務で油断して血鬼術にでもかかったんだろう。
だからいつも色んな人に油断するなとは言われているだろう？
大体お前は、いつも調子に乗って________」




『伊黒しゃん、わかりました。分かりましたから。』






伊黒さんの説教…というかネチネチが長引かないうちに、無理やり切り上げた。





その後、冨岡さんが来たが、冨岡さんは普通に私の頭を微笑んで撫でていた。

子供相手に鼻血は出さないらしい。安心したよ私は。


もしここで鼻血だしたら、今後冨岡さんを見る目が今以上に変わるからね。









宇「おお、その餓鬼はAか！
派手に小さくなったな！！」




『うじゅいしゃん』




宇「……うずい」





『チッ、う、じゅ、い、しゃ、ん！！！
今しゃ行(サ行)がちゃんと言えないんでしゅよ！！！！』






完全に楽しんで笑う宇髄さんを睨みつけた。


まじダメな大人だよ、これ。


てかサ行…ほんとやだ。

「し」はいける。


「さ」とか「す」やばい。基本的に「〜さん」だから人の名前も呼べない←








悲「……南無阿弥陀仏」


『だから死んでましぇんよ、私。』




悲鳴嶼さんは何故か私を見て涙を流していた。
え、謎なんだけども←







無「………これ、A？」



『しょうだよ、無一郎くん』



無「前よりも胸がなくなったね」



『ぶん殴るじょ。(ぶん殴るぞ)』








無一郎くんは三歳児にも容赦なかった。←








煉「うむ！実に可愛らしいな！！」




『煉獄しゃんでかく見えましゅね』




煉「Aが縮んだんだ！それにしても可愛いな！弟にも見せてやりたい！」







煉獄さんは私を抱っこしながら、めちゃくちゃに頭を撫でていた。

正直、3歳児に対してはみんなまともだったので安心した(一部を除く)

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