隠のあの人 ページ14
鬼ごっこ終了まで、あと3時間。
もう残り時間は隠れることに徹しよう。
ということになり、私は木の上で息を殺していた。
てか腹減った。3時間も我慢出来るかしら????
いやできる。頑張れ私!!一人っ子だし長女でもないけど頑張れ!!←
その時、ズルッと足を滑らせ、体が地面に叩きつけられた。
え、これ死ぬる←
ていうか本当になんなの、え?足滑らして落ちるとかダサすぎて笑えない。
後「おーい、大丈夫かー?」
『大丈夫じゃない(大丈夫です)』
後「逆だぞ、多分。」
心の声と、表に出していた声が逆になっていたみたいだ。
やだ私ったら、うっかり←
後「うし、大丈夫そうだぞ。怪我もない」
『あ、まじすか。見てくれてありがとうございます』
ひとつ言わせてもらおうか。
なぜ柱の階級についている私に対して、そんな態度なのか。
いや別にいいのさ、敬語とかはね??
でも引っかかるのよね、わかる?え?わかんない????頼む、誰かわかってくれ。
他の柱にはめっちゃ敬語なのにさ?私にだけすごくフレンドリーな接し方の人が多いのね??
後「こんなところで何してるんだ?」
『あ、鬼ごっこしてます』
後「鬼殺隊がか?」
『鬼殺隊の柱の階級の皆さんが鬼ごっこしてます。頭おかしいと思います』
後「柱?おま……貴方もですか?」
『うぃっす』
その瞬間、後藤さんは顔を青くした。
顔見えずらいけど、確かに青くなってた。
後「すいません!!!てっきり癸かと…!!」
『鬼ごっこ初めて、その言葉は何度も言われたよ。
もう私のハートはボロボロさ。』
後「眠柱様ですか…?!いや、あまり俺達の前に姿を見せられないので!!!」
『うん、大丈夫だから落ち着こう。ね?』
柱から癸に間違われる私が悪いんだよね、きっと。
一応柱なのよ。十二鬼月も下弦までなら倒せるのよ、1人でも。あ、上弦はキツい。
だけど黒死牟さんは倒さないというか、精神的に倒せない。あんないい人(鬼)いないんだもの←
『いやあ、なんかすいませんねぇ』
後「いえいえ!!!」
そして次の瞬間、後藤さんが石に躓いて私の方へ倒れてきた。
…うん、デジャヴ。
後「うわぁぁあ!!!ごめんなさい!!ごめんなさい!!!」
1512人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るる - カオスすぎるwwwwwww (8月9日 23時) (レス) @page36 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - イラスト描きたいんですがどうやって見せるの?… (2023年3月1日 0時) (レス) @page36 id: 122c47ab2a (このIDを非表示/違反報告)
廣岡唯 - おいおいこれわああああああああああああ (2022年11月22日 13時) (レス) @page2 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
頭のおかしい人 - 人間がまともなんですよね。ん?あ、間違えた鬼がまともなんですよね←おい!!by頭のおかしい人の友 (2020年4月30日 13時) (レス) id: 30b9b87e27 (このIDを非表示/違反報告)
お泊まり - 神でした(小説が) (2020年2月25日 23時) (レス) id: 322405a4e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひかり | 作成日時:2019年10月14日 23時