佰弐. ページ8
胡「はい!数名はいませんが、ここにいる人はAさん以外、全員柱です」
『そ、そんな所に…何故私が…』
胡「さあ…?とにかく、お館様が来るのを待ちましょう」
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そして少しして、お館様と呼ばれる人が来た。
柱の人達は、その瞬間地面に膝を着く。
私も慌てて膝を着いた。
館「……柱合会議からあまり経っていないのに、呼び集めて悪かったね。
今日集まってもらったのは…
そこの、神楽月Aの紹介の為だよ」
柱の人達は、少し驚いたようにして私を見た。
でも多分、1番驚いていたのは私だと思う。
なんの紹介なのかが、さっぱり分からないからだ。
『……?!あ、あの…お館、様?』
館「A。君は自分のお父さんがなんの仕事をしていたか知っているかな?」
私はその瞬間、家にあった書物のことを思い出す。
……となると、「あのこと」で呼び出されたのか。
『…はい』
館「そうか…。それならよかった。
……皆、この子のお父さんはね…鬼殺隊の元柱だったんだよ」
胡「……」
館「そして、この子は稀血。
それも稀血のなかでは、とても珍しいもの。
鬼が最も好む血でありながら_______
呪われた血なんだよ」
……信じてはいなかった。
たしかに、書物にもそんなことが書いてあった。
呪われた血。そんなことが。
でも、このお館様という人は…柱の人達の反応からして、多分鬼殺隊の1番上の人だ。
そんな人が、冗談めいたことを言うとは思えなかった。
館「A。君はその血の末路を知っているかな?」
『………はい。』
私は頷いた。
神楽月の血は、呪われた血。
その血が辿る末路は、悲しく、辛いもの。
正直…本当に、信じてなかった。
館「…今ここで、言ってもいいかな?」
『はい』
……神楽月の血が辿る運命は
館「みんな、落ち着いて聞いてね。
この子は近い将来、必ず鬼になる。」
「「「…?!」」」
柱の人達は、驚いて私を見た。
……こんな伝承めいたこと、ほんとなのか知らないけど。
胡「…失礼ですが、お館様。
どのような経緯で、Aさんが鬼になるのですか?」
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遥香(プロフ) - この小説大好きです⸜❤︎⸝更新待ってます!これからも頑張ってくださいm(_ _)m (2023年2月25日 22時) (レス) id: 46d76f319e (このIDを非表示/違反報告)
アニメ万歳 - ありがとうございます!更新無理をしない程度に頑張って下さい!楽しみにしています! (2019年11月9日 7時) (レス) id: 56f5347320 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - アニメ万歳さん» 作品の方にリンク貼っておくので、そこから飛んでください! (2019年10月28日 22時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ万歳 - 本当ですか!感謝しかありません!ありがとうございます!……すみませんが、リンク貼ってくれませんか……?書いてくださったのに、申し訳ないですが……。 (2019年10月28日 21時) (レス) id: 56f5347320 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - アニメ万歳さん» 暗殺教室と鬼滅の刃ですねー!完成したのでよければ見てください! (2019年10月28日 14時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひかり | 作成日時:2019年10月2日 18時