佰. ページ6
それから少しして私は炭治郎達の方に足を向けた。
炭「おー!A、遅かったじゃないか!」
『ごめんごめん!』
私はいつものように笑った。
伊「おらA!!お前にできることは俺もできるんだ!!
すぐ…その…」
『全集中の呼吸?』
伊「そーだそれだ!!それをやってやる!!
みとけ!!」
伊之助は岩を縄で持ち上げながら、ぎゃーぎゃーとそう言ってきた。
・
・
・
ー数日後ー
「カァー!カァーー!!
神楽月A!神楽月A!!
産屋敷邸ニ来イ!!」
鎹鴉がそう言って私の頭の上に止まる。
……産屋敷邸?
炭「産屋敷邸…!」
胡「あら?Aさん、産屋敷邸に呼ばれたのですか?」
『しのぶさん…!!』
胡「よければご案内しましょうか?
丁度、私も呼ばれているんですよ」
・
・
・
そして産屋敷邸というところに到着した。
胡「こっちですよ、Aさん」
『は、はい!』
私より少しだけ背の低いしのぶさんだが、何故か私よりも大きく感じた。
ほんと、何故か分からないけど。
胡「Aさん。貴方はいつも何を考えているんですか?」
少し前を歩くしのぶさんの突然の質問に、私は少し驚いて固まった。
『なにを……ですか?』
胡「はい!笑っているのに、笑っていないような…そんな気がするんです。
……それに」
『……?それに?』
胡「ほんの少しだけ、私に似ている気がしたんです。」
しのぶさんはそう言うと、また微笑んだ。
「笑っているのに、笑っていないような」
しのぶさんは確かにそう言った。
だけど、それはしのぶさんだって同じだ。
彼女は、そこが自分と似ていると言いたいのだろうか。
胡「あ、ここですよ。お館様が来るまで、ここで待ってましょうか」
しのぶさんはさっきまでの会話がなかったようにしてそう言った。
連れてこられたのは、大きな屋敷の庭のような場所だった。
……ここが産屋敷邸。
炭治郎は、鬼殺隊の「本部」ともいっていた。
その時、ふわっと嗅いだことのある匂いがして、急いで振り返った。
『冨岡さん…!!』
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遥香(プロフ) - この小説大好きです⸜❤︎⸝更新待ってます!これからも頑張ってくださいm(_ _)m (2023年2月25日 22時) (レス) id: 46d76f319e (このIDを非表示/違反報告)
アニメ万歳 - ありがとうございます!更新無理をしない程度に頑張って下さい!楽しみにしています! (2019年11月9日 7時) (レス) id: 56f5347320 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - アニメ万歳さん» 作品の方にリンク貼っておくので、そこから飛んでください! (2019年10月28日 22時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ万歳 - 本当ですか!感謝しかありません!ありがとうございます!……すみませんが、リンク貼ってくれませんか……?書いてくださったのに、申し訳ないですが……。 (2019年10月28日 21時) (レス) id: 56f5347320 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - アニメ万歳さん» 暗殺教室と鬼滅の刃ですねー!完成したのでよければ見てください! (2019年10月28日 14時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひかり | 作成日時:2019年10月2日 18時