佰拾.「狭所の攻防」 ページ25
『伊之助!!この汽車はもう安全なところがない!
寝てる人達を守って!!!』
炭「この汽車全体が鬼になってる!!聞こえるか!この汽車全体が鬼なんだ!!」
伊「…!!やはりな、俺の読み通りだったわけだ。俺が親分おして申し分なかったというわけだ!!!」
そしてそれから私達は列車の中で眠っている人達を守る。
『……光の呼吸、壱ノ型。
彼岸光月。』
私はただひたすら人間を守ることに徹した。
炭「Aーーー!!!聞こえるか!!」
『………聞こえてるよ』
炭「5両は煉獄さんが守ってくれる!!3両は善逸と禰豆子が!!
俺たち三人は、鬼の首を探すんだ!!」
……煉獄さんが?
『わかったよ!!炭治郎…!鬼の首を探せばいいんだね!』
私は全部の意識を視覚に集中させた。
『ふぅ…………見極めろ、大丈夫だ。』
私は目を凝らし、ずっと先頭車両の方を見つめる。
『炭治郎、一番前の車両。』
炭「…!!わかった!!」
・
・
・
『…運転手さん?ちょっと話を聞かせてもらってもいいですか?』
私は微笑んで尋ねた。
「なんだお前は!!!で、出ていけ!!」
伊「なんだ、お前も来てたのかぁ!!
鬼の首、急所おおおおおおー!!!」
『伊之助、まっ…!!!』
止めようとしたその時、無数の腕が伊之助に伸びてきた。
それをなんとか斬り、炭治郎も到着した頃には、もうここに鬼の首があることは確定していた。
『真下だね、伊之助』
伊「獣の呼吸…弐ノ牙
切り裂き!!!」
そして裂かれたそこには、「骨」があった。
『光の呼吸、弐ノ型。夜光灯影』
…防がれた?!
裂け目もすぐに塞がる…回復が早い。
眠らせてくる血気術に苦戦しながらも、私たちはなんとか骨を絶とうとしていた。
「夢の邪魔をするな…!!!!」
『…炭治郎!!!!!』
運転手が、あの鋭く尖った錐で、炭治郎の腹を刺したのだ。
『…っ!!!』
私は運転手を蹴り飛ばした。
炭「A…!!!」
『結局は人間も同じよ。肉体より何より、心が弱いのよ。人間は』
だから、術にかかっているとはいえ…人を傷つけるんだ。
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遥香(プロフ) - この小説大好きです⸜❤︎⸝更新待ってます!これからも頑張ってくださいm(_ _)m (2023年2月25日 22時) (レス) id: 46d76f319e (このIDを非表示/違反報告)
アニメ万歳 - ありがとうございます!更新無理をしない程度に頑張って下さい!楽しみにしています! (2019年11月9日 7時) (レス) id: 56f5347320 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - アニメ万歳さん» 作品の方にリンク貼っておくので、そこから飛んでください! (2019年10月28日 22時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ万歳 - 本当ですか!感謝しかありません!ありがとうございます!……すみませんが、リンク貼ってくれませんか……?書いてくださったのに、申し訳ないですが……。 (2019年10月28日 21時) (レス) id: 56f5347320 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - アニメ万歳さん» 暗殺教室と鬼滅の刃ですねー!完成したのでよければ見てください! (2019年10月28日 14時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひかり | 作成日時:2019年10月2日 18時