捌拾伍.「機能回復訓練」 ページ40
***
善「いーーーーやぁぁぁあっ!!!
これ以上飲めないよォ!!」
ア「毎日毎日同じことを…!
善逸さんが最も重症なんです!早く薬のんでください!」
…今日もアオイちゃんの怒鳴る声と、善逸の悲鳴が聞こえる。
善「Aちゃぁぁあん!!」
泣きながら助けを訴えてくる。
『善逸。頑張れ』
善「冷たい!!Aちゃんが冷たい!!
って、おい!!炭治郎の薬は飲みやすいんだろ?!そうなんだろ?!
俺と違うんだろ?!えこひいきだえこひいきだ!!!」
善逸は薬を飲んでいる炭治郎に、ぎゃーぎゃーとそう言った。
伊之助は…うん、多分寝てる。
村「よ!元気そうだな!」
炭「あ、村田さん!!」
『大丈夫だったんですか!』
村「体が溶ける寸前まで行ったけど、なんとかな!そっちはだいぶ怪我が重いんだって?」
炭「少し時間がかかるみたいです…」
村「神楽月さんは全身…で、猪のお前は喉か…。ん?どうしたんだ?」
あまりにも大人しい伊之助に違和感を抱いたのか、首を傾げる村田さん。
炭「色々あって…そっとしておいてあげて」
村「だってこいつが元気ないなんて…」
善「Aちゃん」
現在進行形で私に抱きついている善逸の声で、話は遮られた。
『んー?どうしたの?』
善「…誰?その人」
『那田蜘蛛山で一緒に戦った、村田さんだよ』
村「村田だ。よろしくな。
って、あ…君その腕…」
善「蜘蛛になりかけて、今も腕と足が短いままで…」
ア「だからこの薬が必要なんです!!」
アオイちゃんはすかさず薬を片手にそう言った。
…本当に、その通りだよ。
善「だってそれ不味すぎでしょ!!
不味いにも程度ってものがあるでs」
ア「腕が元通りにならなくても…知りませんからね!!」
善「冷たい!その言い方冷たい!」
ア「あなたは贅沢なんです。この薬を飲んで、お日様を沢山浴びれば後遺症は残らないって言ってるんですよ?!」
善「むーーーりーーー!!!不味いものは不味いんだからさ!!」
『善逸、苦しい離れて』
私は善逸を引き剥がした。
村「はは…楽しそうでいいなぁ…」
炭「む、村田さん…?!」
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ひかり(プロフ) - craneberry1223さん» すいません!直しておきました! (2019年10月19日 11時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
craneberry1223(プロフ) - 伊之助と村田のセリフ直してください。全部、伊之助になってます (2019年10月19日 10時) (レス) id: 1013b94a43 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年9月29日 1時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2019年9月29日 1時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 吹雪咲彩さん» ふぶちゃーん!!ほんと?!ありがとう(*^^*) (2019年9月28日 12時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひかり | 作成日時:2019年9月23日 15時