漆拾玖. ページ34
***
それから少し経ち、伊之助も起きた。
…が、喉が潰れたのか何なのか、声が凄いことになってた。
善「5回？！5回飲むの？！一日に？！？！
3ヶ月間飲み続けるの？！この薬！！
これ飲んだら飯食えないよ？！
すげえ苦いんだけどーーー！
辛いんだけどーーー？！」
『…善逸、うるさい』
何度でも言いましょう。
彼が年上には見えません。
……戦ってるときはすっごくかっこよかったのに、今はどうなのよ。
薬が嫌だと駄々を捏ね始めて、かれこれ数十分。
薬を持ってきてくれた女の子は、さっきからあたふたしてるし…
善「これ飲んだら手と足治るわけ？！
ほんと？！ねぇほんとに治るわけー？！」
「静かにしてください…！」
善「どーやって治るわけ？！ちゃんと説明して欲しいわけ！！
ちゃんと説明して？！もっと説明して？！」
『善逸。』
善「その顔やめて？！Aちゃん！！
怖いんだけど？！なんか傷つくんだけど？！」
***
炭「善逸…！A…！！」
善「ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ…」
ア「静かになさってください！説明は何度もしましたでしょ？！
いい加減にしないと、縛りますからね！！」
炭「善逸！！」
善「イギャァァァアッ！！！」
俺が声をかけた瞬間、善逸はとんでもない悲鳴をあげる。
炭「大丈夫か？！怪我したのか…？！」
善「炭治郎……！！
聞いてくれよォ〜！
臭い蜘蛛に刺されるし、毒ですごい痛かったんだよぉ！！！
Aちゃんは心做しか冷たいし、さっきからあの女の子にガミガミ怒られるし……さいあくだよぉ〜！！！」
善逸は、俺をおぶってくれている人に抱きつきながらそう言った。
「ちょっと…俺関係ない…」
炭「…？善逸…なんかちっちゃくないか？」
『蜘蛛になりかけたから、善逸は手足がとんでもなく短いんです。』
Aは本を読みながらそう言った。
Aの体中には、包帯がぐるぐると巻かれていた。
炭「そうなのか…。
A…！大丈夫か？あの時、俺の事助けに来てくれただろ？
あの時も、怪我を負ってたし吐血もしてたから……」
俺が一気にそう聞くと、Aは本を閉じてにこりと微笑んだ。
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ひかり(プロフ) - craneberry1223さん» すいません！直しておきました！ (2019年10月19日 11時) (
レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
craneberry1223(プロフ) - 伊之助と村田のセリフ直してください。全部、伊之助になってます (2019年10月19日 10時) (レス) id: 1013b94a43 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年9月29日 1時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2019年9月29日 1時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 吹雪咲彩さん» ふぶちゃーん！！ほんと？！ありがとう(*^^*) (2019年9月28日 12時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひかり | 作成日時：2019年9月23日 15時
