守り神は隙が無いようでｰ弐ｰ【鬼滅の刃】

肆拾捌. ページ2

伊「鬼の居場所を探れってことだろ？！
うっせぇでこ太郎が！！」








伊之助は、刀を地面に突き刺した。









伊「獣の呼吸…漆ノ型！


空間識覚…！！









…見つけた。そこかぁ！！」









炭「見つけたか？！」









伊「おう！あっちだ！強い気配をビンビン感じるぜ！」









炭「そうか…！凄いぞ、伊之助！」









伊「くっそ、でもこいつらを何とかしねぇと、先へ進めねぇ…！！」









『………ここは私に任せて！！』









Aの鈴が揺れる音と、透明感のある声が響く。









炭「A…？！でもひとりじゃ…！」








『炭治郎？私強いから大丈夫だよ』








Aはいつものように、微笑んでそう言った。




確かに、Aは普通に戦える。




けど1人でここに残していいのか…？！









***








伊「めんどくせぇ！こいつらまとめてぶっ飛ばす！」







炭「ダメだ！やめろ！なにか方法はあるはずだ…！だから、この人達を傷つけるのは…」









炭治郎が目を離した隙に、目の前から1人の操られた隊員が斬りかかる。









それを止めたのは、村田さんだった。









村「ここは俺に任せて先に行け！！
君も…！！」







村田さんは一瞬私に視線を送った。


…私も、先に進めってこと？









伊「小便漏らしながら何言ってんだ！」







村「誰が漏らした？！このクソ猪！！」






伊「あぁ？！」






村「てめぇには話しかけてねぇわ！！
黙っとけー！！」









『…っと、村田さん。よそ見はダメですよ』









私は、言い合いをしている最中に村田さんに斬りかかろうとした隊員を弾いた。









村「ああ！！


情けないところを見せたが…俺も鬼殺隊の剣士だ！ここは何とかする！



糸を切ればいいと言うのは分かりましたし…ここで操られている人達は、かなり動きも単純。

蜘蛛にも気をつける！




鬼の近くには、もっと強力に操られている者がいるはずだ！
３人で行ってくれ！」









炭「分かりました！感謝します！

行くぞ伊之助！A！！」








伊「お、おおおい！！離せ、こらぁ！
まずはあいつを1発殴ってから…誰がクソ猪だ！」







村「うるっせぇな！いいからさっさと行け！！」








伊「戻ってきたら絶対殴るからなーーー！！」

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