参拾伍.「命よりも」 ページ37
***
善「炭治郎………。
俺、守ったよ……お前が、これ…命よりも大事なものだって…言ってたから」
俺はな、昔から耳が良かったんだよな。
寝ている間に、人の話していることを知っていることがあって……気味悪がられたっけ。
鬼の音が消えた。
炭治郎、Aちゃん…鬼…倒したんだな。
炭治郎達と、あと何か…変なうるさい足音がするな。
「善逸さん！！」
俺は正一君の声で目が覚めた。
正一の目には、涙が溜まっていた。
「部屋が変わった時の勢いで、外に飛ばされたんです！
二階の窓から落ちました…。」
善「…！そうだっけ？」
「善逸さんが庇ってくれたので、僕は大丈夫ですけど……」
善「それは良かった！で、なんでそんなに泣いてんの？」
俺は、頭に当てていた手を何気なく見た。
善「……ん？
なるほどね？！俺が頭から落ちてんのね？！」
手には、べっとりと赤い血がついていた。
それはもう真っ赤な！！！
「はい…！」
善「俺死ぬ？！俺死ぬの？！
あ…なんか頭がクラクラしてきた」
？「ガハハハハッ！！！」
善「なになになになに？！？！」
？「猪突猛進！猪突猛進ーーー！！」
そして、屋敷から飛び出してきたのはあのイノシシ男だった
善「うぎゃぁぁぁぁああああ！！！また出たァァァァァ！！化けイノシシィィイ！」
？「ガハハハハッ！鬼の気配がするぜぇ？！」
善「あ、あいつ！！今声聞いてわかった…！
6人目の合格者だ！
最終選別の時に、誰よりも早く入参して…誰よりも早く下山した奴だ！！
せっかち野郎…！！」
？「はははははっ…！！見つけたぜぇ？！」
そうして、化けイノシシは…炭治郎の箱に向かっていった。
善「やめろぉぉおお！！」
もう考えるよりも先に、箱と化けイノシシの間に入っていた。
化けイノシシは動きを止める。
？「なんだ？てめぇは…！そこをどけ！」
善「俺は…我妻善逸！お前と同じ鬼殺隊だ！」
？「あぁ？鬼殺隊…？なら分かるだろが！！
それは始末しなけりゃなんねーんだ！
早くそこをどけ！」
善「どかない！これは炭治郎の…」
？「ごちゃごちゃうるせえ！んならそいつも箱もまとめて始末してやる！」
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ひかり(プロフ) - craneberry1223さん» すいません誤字多いです...。教えてくれてありがとうございます！ (2019年10月19日 10時) (
レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
craneberry1223(プロフ) - 風邪で揺れる×風で揺れる○ (2019年10月19日 8時) (レス) id: 1013b94a43 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 檸檬さん» ありがとうございます！伊之助もいいですねぇ〜！(´∀`)ほんと、鬼滅の刃は魅力的なキャラが多いです...！ (2019年9月26日 20時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 面白いです！私は富岡さんと、伊之助が好きですねー( ＾ω＾ ) (2019年9月26日 20時) (レス) id: 37ecf0b3f7 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 月歌兎さん» いやいや！大丈夫ですよ〜！あってたなら良かったです！コメントありがとうございました！また間違えてるところあったら教えてくださいi((殴 (2019年9月23日 22時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひかり | 作成日時：2019年9月22日 12時
