102.信頼と好意 ページ4
風丸「いや、あいつは誰にも届かないパスを出してきた！あれは嫌がらせだ！」
『……違うと思いますよ』
私は少し不動の方に視線をやった。
そして円堂君は私の言葉に頷き、また口を開いた。
円「ボールは嘘をつかない！あいつのパスを受けてみろ。」
『……私は彼を信じることにします。』
円堂君以外の皆は、目を丸くして私を見た。
ヒ「A…君、こういうタイプが1番苦手じゃなかったっけ？」
『うん、好きじゃない。
でも、「信頼」と「好意」は…私の中では違う。』
みんながどうであれ、私の中でこのふたつは比例していない。
不動のプレイは信頼を寄せている。
でも、人間性には信頼を寄せていない。
それだけの話。
不「…言うじゃねぇか、お前」
『……あの時は殴ってごめん。
でも許したわけじゃないですから』
不「…！！」
私はべっと舌を出して不動を横目にポジションに向かった。
不「…なにが今更ごめんだよ。
てか、お前に許してもらおうなんざ思ってねぇしよ…。
やっぱり気に入らねぇ…。」
________________________
基山ヒロトside
『うん。好きじゃない。
でも、「信頼」と「好意」は…私の中では違う。』
一瞬、Aの言ったことがわからなかった。
好きだから信頼する。
信頼しているから好き…じゃないのか？
でもAの表情は変わらない。
風「…どうしたんだよ、A……」
壁「真･帝国学園の時はあんなに不動さんに怒っていたのにっす…」
2人も「よく分からない」と言いたそうな顔でAを見ていた。
「皆さん。さっきのパス、本当なら取れたでしょう？」
Aの言ったことが脳裏に浮かんだ。
……Aは、かなり前から気がついていたのか？
俺達のプレイの異変に。
俺自身、手を抜いている気はなかった…けど
________________________
白雪Aside
そして試合再開
さっそく不動はパスをカットした。
だがやはり初めから警戒されている為、マークにつかれるのがはやい。
風丸君にパスを出すが、繋がらない。
そんなことが何度かあった。
『不動…！』
不「ﾁｯ…！！」
私にパスが繋がった。
その様子を、またみんなは驚いた様子で見た。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 64人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひかり(プロフ) - 桜さん» どうしましたか？(笑)いえいえです...？ (2019年8月31日 20時) (
レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 吹雪咲彩さん» わかりました！ありがとうございます！ (2019年8月31日 20時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ありがとうこざいます。急ですみません。← (2019年8月31日 19時) (レス) id: 503371ab34 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪咲彩 - ひかりさん» はい、是非！参加申請の仕方は、小説最強イレブン、集めようぜ？と検索をして、作品のURLを参加したい作品アドレスという所に打ち込んだら参加申請出来ますので！因みに、最後に確認をする為、作品のパスワードが必要になります！ (2019年8月31日 11時) (レス) id: 25540ad365 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 吹雪咲彩さん» 基本DFです！参加させて頂いてもよろしいでしょうか？？ (2019年8月30日 18時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひかり | 作成日時：2019年8月25日 16時
